DX時代に求められるエンジニアとしてのスキルと、Google Cloud資格取得のコツとは?
【10-A-7】DX時代の企業に求められるITエンジニアの技能
政府はデジタル人材不足の解消を目指し、5年間で230万人の人材を育成しようとしている。また企業では顧客の要望に素早く対応するため、システム開発の内製化を進めている。社外からのIT人材確保だけでなく、社内人材の育成を促進しているのだ。Google Cloud専門のSIerであるクラウドエース株式会社では、システム開発以外に、顧客企業の内製化支援やGoogle Cloudトレーニング事業を展開している。同社の技術開発部 SREである北野 敦資氏は、未経験エンジニアが技能習得するために取り組むべきことや、Google Cloud資格取得のためのノウハウを共有した。
DX時代のエンジニアに求められる3つの能力とは
北野氏は、学生時代は物理系の研究者だったが、卒業後はNECに入社し、インフラ自動化の研究を経て社内プライベートクラウドの開発に携わった。そして2019年にクラウドエースに入社し、Google Cloudを活用した設計、構築、運用業務を担当している。IT未経験から独学で試行錯誤しながらインフラエンジニアの知見を得てきた。
北野氏は、ITエンジニアの業務は「顧客(ユーザー)の業務上の課題をIT技術の活用で解決すること」と定義し、そのために必要な能力3つを挙げた。
- 課題を発見する能力
- 課題を解決する方法を導き出す能力
- 導き出した方法を実現する能力
顧客の要望は「なんだか、うまくいかない」と、課題が明確化されていないことも多い。その本質を見極め、ITで解決する方法を探り、提案する。提案は顧客が費用面も含め納得できる方法でなければならない。方法が決定すれば達成を目指し、想定外の苦難を乗り越える必要もある。
北野氏は、この3つの能力を獲得するには、「パーソナルスキル」「ドメイン知識」「IT技術の知見」が必要だとし、それぞれ説明した。
パーソナルスキル
2022年に経済産業省がDX人材に必要なスキルをまとめた「DX推進スキル標準」にも含まれているスキル。具体的には、リーダーシップが取れる、心理的安全性を意識できるといった「ヒューマンスキル」と、水平思考や論理的思考ができる「コンセプチュアルスキル」の2つ。水平・論理的思考は、一般にクリティカルシンキング・ロジカルシンキングとも呼ばれる。
ドメイン知識
顧客企業そのものの知識と、顧客が在籍する業界全般の知識を指す。顧客業務の改善を目指しているため、業務フローや年間スケジュール、業界特有の商習慣などの知識は重要。
IT技術の知見
ITや開発で利用する基礎的なツールの知見。データベースやネットワークといった特定のツールに閉じないIT技術に関する知見と、実際にシステムを構築するためのクラウドの知識や実装に利用するプログラミング言語や、ツールなどの知見だ。
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森 英信(モリ ヒデノブ)
就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・...
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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