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Developers Summit 2023 セッションレポート(AD)

内製で開発できる真のテックカンパニーを目指すディップがNew Relicを導入した理由とは?

【10-A-5】内製化でガンガン開発できる真のテックカンパニーを目指して ~ディップ株式会社のオブザーバビリティ導入と活用事例~

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エンジニア組織を拡大していくため、3つの課題をNew Relicで解決

 続いてディップの事例紹介が始まった。ディップという社名になじみのない人も、「バイトル」や「はたらこねっと」という求人情報サービスは知っているという人も多いかもしれない。ディップはこれらの人材サービス事業に加え、「コボット」を中心としたDX事業も展開していいる。「働く人々の理想の社会の実現を目指して活動しています」とディップ 商品開発本部 システム統括部 バイトルエンジニアリング部 部長の五月女氏は説明する。

 五月女氏が所属するシステム統括部は従業員数104人、パートナーを含めて250人体制でサービスの開発・運営に当たっている。「当社では2025年までの中期経営計画に沿って、エンジニア組織の内製化を進めています」と五月女氏。内製化することで、アイデアを早く、たくさん実現できる体制にするためだ。「今は、テックカンパニーとして進化していく変革の時期。今後もエンジニアリング組織は拡大していく予定」と五月女氏は意気込みを語る。

 エンジニア組織を拡大していくため、「解決したい3つのポイントがあった」と五月女氏。第一に調査のための人的コストである。「システム全体が可視化されておらず、日々の調査コストがエンジニアの負担になっている状況があった」と五月女氏は語る。2つ目は監視ツールの浸透。すべてのエンジニアが利活用できる状態に至っていなかったり、浸透していてもサポートが十分でなかったり、ツールが複数あって運用しにくいなどの状況があった。3つ目は拡大するエンジニア組織の成長度やエンジニアの貢献度が見えにくいこと。

 この課題を解決する手段として選択したのがNew Relicである。New Relic導入で実現したいことの第一は商用システム全体のデータを集約・可視化することで、システムの全容把握と問題の改善が効率的にできる状態にすること。第二にユーザー体験に関わるデータを活用・分析することで、エンジニア目線での顧客分析ができる状態にすることである。第三にエンジニアの貢献度を定量・可視化することで、プロダクト貢献、開発チームの成長・成果が分かるような状態にすること。第四に企画担当と開発担当が同じ指標を日々確認することで、同じ目標、同じ方向を向くことができる状態にすることである。

 「現在、各プロダクトで順次導入が進行しています」(五月女氏)

 ディップではNew Relicをボトムアップにより利活用することで、調査、障害に関する工数削減、エンジニアの貢献度可視化、職能や組織を超えた協働開発体制の構築など、理想の組織実現に向け動き出している。

エンジニア組織拡大に向けて解決したかったポイント
エンジニア組織拡大に向けて解決したかったポイント

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「はたらこねっと」におけるNew Relicの具体的な活用方法

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この記事の著者

中村 仁美(ナカムラ ヒトミ)

 大阪府出身。教育大学卒。大学時代は臨床心理学を専攻。大手化学メーカー、日経BP社、ITに特化したコンテンツサービス&プロモーション会社を経て、2002年、フリーランス編集&ライターとして独立。現在はIT、キャリアというテーマを中心に活動中。IT記者会所属。趣味は読書、ドライブ、城探訪(日本の城)。...

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