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![]() 柳井です。 森見登美彦の「太陽の塔」を読みました。男子大学生の男汁溢れるグタグタ感が、よく伝わってくる本でした。 人間誰しも、自己を正当化しなければ精神の均衡を保てません。恋人がいない人間がそのことを正当化することも、飲み屋で上司に対する愚痴を言うことも、そういった精神活動の一環です。 そういった行為は、他人に迷惑を掛けない範囲で人間として必要なことです。そして人は、他人にそういった自分を正当化してもらうことを望んでいます。そのため、自分と似た境遇や、問題を抱えた人同士で集まります。 RPGのようなゲームでは、プレイ時間に応じて経験値を与えることで、そういった自己肯定をサービスとして提供しています。ビジネスでも、利用回数に応じて、その人へのサービスを向上することで、金銭的利益以外の精神的利益を提供しています。 他者を肯定する。そういった行為も、ビジネスの仕組みとして忘れてはならないと感じました。 |
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