巨大なモノリシックシステムの課題をどうやって解決するのか──WHIの開発生産性向上戦略
【18-A-3】開発生産性向上に向けた技術戦略~モダナイゼーションとCI/CDからのアプローチ~
株式会社Works Human Intelligenceは大手企業および公共・公益法人向け統合人事システム「COMPANY」シリーズの開発からサポートまで一貫して手がけている。「COMPANY」は単なる人事情報の管理を超え、給与計算、勤怠管理、雇用手続管理、ID管理、タレントマネジメントまで幅広く連携して機能するサービスへと発展してきた。一方、1996年からの長い歴史を持つゆえに複雑な課題も生じていた。モダナイゼーションやCI/CDの側面から課題解消に向けた取組みの経緯を語る。
約30年の歴史に培われた「COMPANY」が抱える課題とは
大手法人向け統合人事システム「COMPANY」シリーズのはじまりは1996年。同社の前身である株式会社ワークスアプリケーションズが開発に着手したことに端を発する。以来、社会の変化とともに進化と拡張を重ねてきた。2019年には分社化でHRテックを掲げる株式会社Works Human Intelligence(以下、WHI)が設立され、「COMPANY」シリーズがWHIに引き継がれた。
「COMPANY」シリーズは豊富な管理項目があり、人事情報だけではなく、グループ会社も含めた組織情報も一元管理できて、給与計算や勤怠管理とシームレスに連携できるのが特長だ。長い歴史を経て機能も業務範囲も広く拡張した一方、巨大なモノリシックであることの課題も抱えていた。
例えば年末調整など特定の業務だけを修正・適用したくても、そう簡単ではない。巨大さゆえに、小さな改修でもどこに影響があるか全体を確認する必要がある。これは開発生産性のさらなる向上において足かせとなっていた。また、各業務機能がシームレスに統合されていることと、かつてはオンプレミスで提供されていたこともあり、全プロダクトで一括のリリースとなっておりデプロイはテナント(顧客)ごとに日程調整して実施している。つまり、今どきのホットデプロイができない。リリース頻度を高めたくても難しい。
そこでWHIでは、システムの大きさによる課題はモダナイゼーションで、リリースプロセスの課題はリリース最適化で解決を図ることとして改善を進めてきた。
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加山 恵美(カヤマ エミ)
フリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Onlineの取材・記事や、EnterpriseZine/Security Onlineキュレーターも担当しています。Webサイト:http://emiekayama.net
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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提供:株式会社Works Human Intelligence
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