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Silverlight 2で作成する業務アプリケーション入門(AD)

Silverlightとサーバーサービスの連携

Silverlight 2で作成する業務アプリケーション入門(6)

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 Silverlightはブラウザにダウンロードして動作するアプリケーションです。業務アプリケーションでメインとなる、データの更新や検索、他システムとの連携といった処理を行うには、Silverlightとサーバーサービスで連携する必要があります。本稿は、そのための基礎について解説します。

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はじめに

 Silverlightはブラウザにダウンロードして動作するアプリケーションです。

 つまり業務アプリケーションでメインとなる、データの更新や検索、他システムとの連携といった処理を記述するためには、Silverlightとサーバーサービスとの間で通信を行い、データをやりとりする必要があります。

 Silverlight 1.0ではJavaScriptしか利用できなかったため、AJAXでよく利用されるXMLHttpRequestオブジェクトを使用してサーバとの通信を行っていました。Silverlight 2.0(以降、断りのない限り「Silverlight」と表記)では.NET Frameworkのサブセットとして動作するため、WebClientHttpRequest/HttpResponseSocketクラスといったネットワークAPIを利用してサーバーサービスとの連携プログラムを簡単に作成することができます。

 今回はSilverlightとサーバーサービスの連携を行うための基礎について解説します。

対象読者

 Silverlight開発初心者。

SilverlightのネットワークAPI

 最初に述べたように、Silverlightでは.NET Frameworkの各種クラスを使用してネットワークプログラムを記述することができます。

 Silverlightでは、次の方法でサーバーサービスとの連携を行うことができます。

  • ASP.NETサービスリファレンスの利用
  • System.Net.WebClientの利用
  • System.Net.HttpRequest/HttpResponseの利用
  • System.Net.Socketの利用

 これらはSilverlightでも.NET Frameworkのサブセットとして定義されています。

 動作はほぼ同じですが、Silverlightではサポートされていないメソッドがあるため、MSDNライブラリで詳しい仕様を確認してください。

ASP.NETサービスリファレンスの利用

 ASP.NETサービスリファレンスは、WSDLというWebサービスの定義情報から.NETのクラスで利用するためのプロキシクラスを作成して、Webサービスを呼び出す方法です。

 SilverlightでもVisual Studioを利用することで、簡単にプロキシクラスを作成してWebサービスを呼び出すことができます。

 それでは、Visual Studioから新しいSilverlightアプリケーションを作成し、SilverlightをホストしているWebSiteにWebServiceを追加してみましょう。

1.プロジェクトの作成

 まずはSilverlightとSilverlightをホストするためのASP.NETのプロジェクトを作成します。

 Visual Studioメニューの[ファイル]-[新規作成]-[プロジェクト]から[Silverlight]を選択し、Silverlightアプリケーションを作成します。その際、プロジェクト名はSilverlightDemoとします。

プロジェクトの作成
プロジェクトの作成

 [OK]ボタンをクリックすると、SilverlightをホストするためのASP.NETページを作成するか訪ねられるので、そのまま[OK]をクリックしてASP.NETページを作成してください。

2.Webサービスの作成

 次にSilverlightから呼び出すためのWebサービスを作成します。

 作成されたSilverlightDemo.Webプロジェクトを右クリックして[追加]-[新しい項目]から[WebService]を選択します。

Webサービスの追加
Webサービスの追加

 Webサービスを作成すると、Visual Studioが自動生成したHello Worldという文字列を返却するHelloWorldメソッドが定義されていますので、今回はこのサンプルを利用します。

次のページ
3.SilverlightからWebサービスの参照

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト かるあ (杉山 洋一)(カルア(スギヤマ ヨウイチ))

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/3596 2009/02/24 14:01

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