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Visual Studio Team System 2008 Database Editionを使ってみよう

Visual Studio Team System 2008で
T-SQLの単体テストをやってみよう

Visual Studio Team System 2008 Database Editionを使ってみよう(2)

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新しいテストを作成しよう

 では、ストアドプロシージャをテストするための手順を見ていきます。ソリューションの中に新しいテストを作成するためには、初めにいくつかの手順が必要となります。まずはその手順を確認してから、次に新しいテストを作成していきます。

データベースプロジェクトの配置

 テストを作成する前には、テスト対象となるデータベースを配置しておく必要があります。この作業はデータベースプロジェクトの内容に基づいたデータベースがまだ作成されていない場合に実施します。

 まず、前回の記事を参考にして作成した、もしくは付属のサンプルファイルを解凍して用意したデータベースプロジェクトを右クリックして[ビルド]を選択します。

図1:データベースプロジェクトのビルド
図1:データベースプロジェクトのビルド

 次にもう一度、データベースプロジェクトを右クリックして、今度は[配置]を選択します。

図2:データベースプロジェクトの配置
図2:データベースプロジェクトの配置

 配置が正常に終了するとSQL Server 2005 Express Edition(正確にはスキーマインポート元としたデータベースインスタンス)に対して、「NorrhwindDatabase」が作成されます。もし、うまく作成されていない場合には、Visual Studioの出力ウィンドウに表示されているメッセージを参考に作業を完了させてください。

データ生成計画の作成

 テストを実施するときに、テスト対象のテーブルには、データが入っている必要があります。Database Editionには主キーや外部キー、データ型などを意識してデータを自動生成する機能があるため、この機能を有効にするための準備を行います。

 データベースプロジェクト内にある「Data Generation Plans」を右クリックして[追加]-[データ生成計画]を選択します。

図3:データ生成計画の作成
図3:データ生成計画の作成

 新しい項目の追加のウィンドウが表示されるので適当な名前(ここではそのままの名前にしています)を設定して、[追加]を選択します。

図4:新しい項目の追加ウィンドウ
図4:新しい項目の追加ウィンドウ

 データベースプロジェクトに新しいデータ生成計画が生成され、データを自動生成する準備が整いました。

データ生成計画について

 データ生成計画は、主キー、外部キーなどの関連や各列のデータ型を意識してデータの生成を行ってくれますが、デフォルトのままではデータそのものはまったく無意味といっていいものが生成されてきます。データ生成計画には、正規表現を利用してデータの内容をある程度絞り込んだり、他のデータベースからデータをインポートしたり、カスタムのデータジェネレータを作成して組み込んだりと言った機能が用意されているため、これらを活用して、業務などのより現実に即したデータを生成させることもできるようになっています。

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新しいテストの作成

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Visual Studio Team System 2008 Database Editionを使ってみよう連載記事一覧
この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト りばてぃ/FUJIKO/ナオキ(リバティ, フジコ, ナオキ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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