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Eclipse/ARMプロセッサによる組込み開発

【第8回】ターゲットの製作(その3)

mini EZ-ARM


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4.リード部品の取り付け

 表面実装部品とはランドに載せて、そのままハンダ付けする部品を言いました。一方で穴に線を差し込んで裏面からハンダ付けする部品もあります。それらを「リード部品」と呼びます。今回使うリード部品はクリスタルなどがあります。

 リード部品のハンダ付け方法にはいくつかの流儀があるようです。

 1つは、「差し込んだリードを切らずにそのまま、ランドにハンダ付けして後から切る方法」です。

リードを切らずにそのままハンダ付け
リードを切らずにそのままハンダ付け

 もう1つは、「差し込んだらそのまま切ってしまい、切った後にハンダ付けする方法」です。

リードを切ってからハンダ付け
リードを切ってからハンダ付け

 筆者としては別にどっちでも良い様な気がします。実際、その日の気分でやっていることが多いです。

5.コネクタ(ピンヘッダ)の取り付け

 今回のターゲットボードには用途別に分けて、2種類のコネクタがあります。1つはターゲットボードを何かの用途に利用するときのためのコネクタ。もう1つはアダプタボードと接続するためのコネクタです。

 前者は皆さんが今後、このボードをどのような用途に使うかによって変わってきますので、今回は特に何も付けません。皆さん自身でどのようなコネクタがいいのかをじっくり考えてみてください。

 アダプタボードと接続するためのコネクタは、ストレートタイプとL型のどちらかを取り付けることができます。キットに同梱されているのはストレート型です。今回はアダプタボードL型を取り付けてみました。

アダプタボードと接続するためのコネクタ(ピンヘッダ)ストレート
アダプタボードと接続するためのコネクタ(ピンヘッダ)ストレート

6.JTAGインターフェースとの接続

 先に用意したフラットケーブルで、EZ-ARM miniターゲットボードとアダプタボードを接続します。

ターゲットボードとアダプタボードの接続
ターゲットボードとアダプタボードの接続

 接続後、USB2232基板をUSBケーブルを介して、PCに接続します。

USB2232基板のPCへの接続
USB2232基板のPCへの接続

 ターゲットマイコンの組み立てはこれで完了です。次回は、組み立てたものがちゃんと動くのか、動作確認をしていきます。

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この記事の著者

大橋 修(大宮技研合同会社)(オオハシ オサム)

大宮技研 エグゼクティブ・エンジニア。都立高専電気工学科卒業後、日本精工(株)でエアバッグの制御ソフトウェア開発、ボッシュ(株)にてエンジンマネージメントシステム開発、適合ツールの開発、プロジェクトマネージメント、ノキアにてシンビアンOS用ミドルウェアS60の開発などをおこなう。インテルを経て、首都大学東京...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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