設定をカスタマイズしたプロセスをプロセス・テンプレート化する
ここまで説明した設定以外に、プロジェクトのプロセス設定は次のような項目を設定することができます。
- ワークアイテムの種類(タスク、障害、変更依頼、など)
- ワークアイテムの状態
- 自動生成されるワークアイテム
- ワークフローおよび状態遷移のルール
- ワークアイテムの照会の種類
- 利用可能なデフォルトのダッシュボードおよびレポートの種類
これらの設定を皆さんの組織や会社のルールに合わせて設定した後に、これを組織標準や全社標準としてRTCのプロセス・テンプレート化することができます。
手順は簡単です。
一通り設定が終わったプロジェクトをチーム成果物ビューで選択して、右クリックのメニューから[プロセス・テンプレートの作成]を選択します。
プロセス・テンプレート名および必要な情報を指定して[終了]を押すことでテンプレートを作成することができます。
これで次回からプロジェクトを作成する際に、選択する使用可能なプロセス・テンプレートの中に今作成したテンプレートが選べるようになります。
このようにしてプロセス・テンプレートを用いることで、皆さんの組織・会社のプロセスをエンアクトメントする環境を実現することができるようになるでしょう。
補足ですが、プロセス・テンプレートはそれ自体をエクスポートして他のサーバーへ移したりすることも可能です。
一度プロセス・テンプレートから作成したプロジェクトが存在する場合、そのプロセス・テンプレートは削除できなくなりますので、気をつけてください。
プロセス・テンプレートの要素に日本語を用いると、作成されたプロセス・テンプレートでは日本語の部分は別のエリアに保管される形になります。これについては、jazz.netの記事『Translate Process Template』を参照してください。
まとめ
今回の記事では、プロセス・エンアクトメントについてのご紹介とRTCにおける具体的な設定と振る舞いについて紹介してきました。
今後の記事では、ダッシュボードについて詳しく紹介していきたいと思います。どうぞお楽しみに!