本稿はデータベースソフトウェア「SQL Anywhere」およびデータベース全般に関する英語ドキュメントを翻訳する形で提供しています。図など、部分的に英語のままになっていますが、製品のSQL Anywhere自体は完全に日本語化されていますのでご安心ください。
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第6回 自己管理型データベースシステム国際ワークショップ(6th International Workshop on Self-Managing Database Systems:SMDB 2011)が、2011年4月11日にドイツのハノーバーにて、IEEEデータエンジニアリング国際カンファレンス 2011(2011 IEEE International Conference on Data Engineering)と合同で開催されます。SMDBの主催は、IBMアルマデン研究所のGuy Lohmanが議長を務めるIEEE自己管理型データベースシステム・データエンジニアリングワークグループ(IEEE Data Engineering Workgroup on Self-Managing Database Systems)です。
今年のワークショップの議長はMicrosoft ResearchのVivek Narasayyaとカリフォルニア大学サンタクルーズ校のNeoklis Polyzotisが務めます。今回のワークショップではRob Woolen(Salesforce.com CEO)による基調講演に続いて6つの技術論文が発表されます。また、大学と企業から多数の専門家が参加して、「DaaS(Database as a Service)における自己管理性(self-manageability in database-as-a-service platforms)」というテーマでパネルディスカッションが行われます。
ワークショップへの参加申し込みは、ICDEのウェブサイトからオンラインでどうぞ。
ワークショップ日程
- 9:00-10:30 基調講演「Database.comのマジック:Salesforce.comによる自社の企業クラウドデータベース管理、プロビジョニング、および設計の手法」Rob Woollen(Salesforce.comプラットフォーム、チーフテクノロジーオフィサー)
- 10:30-11:00 休憩
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11:00-12:30 テクニカルセッション1「新生プラットフォームにおける自己管理」
- 「継続的クエリのための動的統合負荷管理とスケジューラー」Thao N. Pham(ピッツバーグ大学)、Lory Al Moakar(ピッツバーグ大学)、Panos K. Chrysanthis(ピッツバーグ大学)、Alexandros Labrinidis(ピッツバーグ大学)
- 「クラウドを利用したストリーム処理の負荷分散」Wilhelm Kleiminger(チューリッヒ工科大学)、Evangelia Kalyvianaki(インペリアルカレッジロンドン)、Peter Pietzuch(インペリアルカレッジロンドン)
- 「クエリ最適化の検索スペース生成プロセスの秩序化」Anisoara Nica(Sybase)
- 12:30-14:00 昼食
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14:00-15:30 テクニカルセッション2「オンラインでのチューニング/回復処理」
- 「MMDBSにおける列グループ化の自律的負荷主導型再構成」Felix Beier(イルメナウ工科大学)、Knut Stolze(IBM研究開発部門、ドイツ)、Kai Uwe-Sattler(イルメナウ工科大学)
- 「インデックス操作の"一時停止と再開"機能」Goetz Graefe(HP研究所)、Wey Guy(Microsoft)、Harumi Kuno(HP研究所)
- 「データ破損の予防的措置:課題と機会」Nedyalko Borisov(Duke大学)、Shivnath Babu(Duke大学)、Nagapramod Mandagere(IBM)、Sandeep Uttamchandani(IBM)
- 15:30-16:00 休憩
- 16:00-17:00 パネルディスカッション「DaaS(Database as a Service)における自己管理性:データベースコミュニティの課題と機会」Anastassia Ailamaki(EPFL)、Goetz Graefe(HP研究所)、Volker Markl(ベルリン工科大学)、Tomas Talius(Microsoft)、Rob Woolen(Salesforce.com)