エミュレータの実行
定義したエミュレータを実行してみましょう。同じダイアログでAVD-1を選択し、「開始」ボタンをクリックします。
すると、解像度などを調整するための起動オプション画面が表示されます。エミュレータの解像度は、デフォルトでは480x800ドットになっていますので、実行するPCで表示しきれない場合には、Scale display to real sizeにチェックを入れ、解像度を調整します。
起動ボタンをクリックすると、エミュレータが起動します。完全に起動するまで、実行する環境によっては、かなり時間がかかりますので、辛抱強く待ちましょう。
エミュレータのデフォルトは英語表記になっていますが、設定を変更すると、日本語表示も可能です。指でタップする代わりに、マウスのクリックで操作します。詳しい操作方法はここでは割愛しますので、いろいろ触ってみてください。
アプリケーションの実行
ではこのエミュレータ上で、さきほど作成したアプリケーションを実行してみます。それには、アプリケーションとエミュレータの関連づけが必要です。
まず、エミュレータは起動したままで、「Andoroid SDKおよびAVDマネージャー」の画面を閉じ、そしてEclipseの[実行]メニューから[実行構成]を選択します。
ダイアログが表示されますので、左ペインのAndroidアプリケーション上で右クリックしてメニューを表示し、[新規]を選びます。すると、新規作成という名称の実行構成が作成されます。プロジェクト欄には、参照ボタンをクリックして、HelloAndroidを指定します。
ターゲットのタブでは、エミュレータを選択します。ただし、まだひとつしか作成していませんから、自動のままでかまいません。
これで設定が完了しましたので実行をクリックしましょう。しばらくすると、エミュレータにアプリケーションがインストールされて、アプリケーションが起動します。
HelloAndroidというアプリケーションがエミュレータ画面いっぱいに開き、Hello World,HelloAndroidという文字が表示されます。
でもまだ1行もソースに書き加えてないのに、どうしてこのような文字が現れるのでしょうか。その秘密はまた次回解説します。
最後に
Androidの開発環境をインストールする手順は、Android本体のバージョン同様、よく更新されています。今回紹介した内容もすぐに古くなるかもしれません。最新の情報は、Android Developersサイトを参照してください。
次回は、今回作成したアプリケーションのソースをもとに、Java文法の基礎を説明することにしましょう。
参考資料
- 『ゼロからのAndroidアプリケーション開発入門』 鈴木哲哉 著、ラトルズ、2011年1月
- 『基礎からのAndroidプログラミング』 I/O編集部 著、工学社、2011年1月
- 『Javaポケットリファレンス』 WINGSプロジェクト 高江賢 著、山田祥寛 監修、技術評論社、2011年3月
- 日経ソフトウェア 2011年2月号
- 月刊ASCII.technologies 2011年4月号
- Android Developers
- 日本Androidの会





