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「@nifty do LTE」はプログラマにとって「買い」か?
~モバイルワークの達人がサービス担当者を直撃

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大容量バッテリー、ファームウェアはメーカー製

 気になる連続動作時間は、3Gで約8時間、LTEで約6時間とのこと。バッテリーの容量は3280mAhと最大クラス。これは大いにうれしいところです。さらに、スマートフォンを接続して充電することも可能です(※一部、対応していない機器があります)。充電器として使用している間は通信機能を使えませんが、特にスマートフォンのバッテリー容量に不満を感じている人は多いでしょうから、これも大容量ならではの魅力的な機能といえます。

 接続設定は家の中でも外でも単一の設定で使用でき、スリープまでの時間も設定できるので節電対策にもなるといいます。設定はブラウザ経由で行えるほか、Android、iPhone、Windows、Macに対応するアプリも提供されています。ファームウェアはメーカー製であり、相性も考慮されています。以前は自分で作っていたことを考えれば、非常にありがたいことです。

 さらにうれしいのが、12台まで接続できるということです。私の場合、PC1台、iPad、iPod Touch、Windows Phone、デジカメのEye-Fiと1人で最低でも5台は使い、さらに同じ会社のメンバーで集まったときには、電池がない、電波状況が悪いなどの理由でさらにつなげることも少なくありません。台数は結構重要なポイントです。

@nifty do LTEの端末(NECアクセステクニカ製)
@nifty do LTEの端末(NECアクセステクニカ製)

プロが選定、検証した機器の採用に見えるニフティの「本気」

 本サービスにおける特徴的なものとして、ファイアウォール機能を搭載していることが挙げられます。本機ではNTTコミュニケーションズの「ホットスポット」、ソフトバンクテレコムの「BBモバイルポイント」の2つの公衆無線LANサービスにそのままログインできますし、他の公衆無線LANにも対応しています(利用には別途契約が必要)。これは便利なことですが、同時に危険なことでもあります。

 モバイルルーターには基本的にグローバルIPアドレスが割り振られます。これはつまり、インターネットの世界に直接つなぐことになるので、何かしらの防衛策を施さずにいると、攻撃者の格好の標的になってしまいます。実際、気付かずに情報漏えいのリスクにさらされているユーザーも少なくありません。@nifty do LTEは標準実装のファイアウォール機能によってちゃんと守られているので、ユーザーにとっても安心です。

 ニフティも機器の選定、特に品質にこだわっており、そのこだわりはプロバイダならではのものといえそうです。セキュリティで守られた状態で公衆無線LANを使えるなど、ちゃんと検証が行われた「お墨付き」のモデルであるといえます。

 ユーザーの満足度や使い勝手を考慮したサービスを提供するという姿勢も、ニフティならではのものです。

 以上のように、エリアの広さと高い人口カバー率、価格、接続台数、バッテリー容量、充電器機能、ファームウェア、ファイアウォール、そしてユーザーサポートと、「@nifty do LTE」はあらゆる面でパワーユーザーである筆者の要求を満たすサービスでした!

次のページへ:「【緊急追記】@nifty do LTEを実際に試してみた!

@nifty do LTE 徹底解剖
「@nifty do LTE基本仕様(定額にねんプラン:レンタル)」の主な仕様
SIM関連/端末発送 NECアクセステクニカ
速度 下り最大75Mbps:上り最大25Mbps

※Xi(TM)エリアの一部に限ります。通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート方式になる提供となり、実際の通信速度は、通信環境やネットワークの混雑状況に応じて変化します。
ページ内に記載されている回線速度は理論値です。必ずしも記載通りの速度が保証されているものではなく、お客様の通信環境や接続の時間帯などにより、記載通りの速度がでない場合があります。
Xi(TM)エリア外でもFOMA(R)ハイスピード「HSDPA 14Mbps」、「HSUPA 5.7Mbps」の高速データ通信に対応。FOMA(R)ハイスピードエリア内であっても、場所によっては送受信ともに最大384kbpsの通信となる場合があります。
FOMA(R)ハイスピードエリア外のFOMA(R)エリアにおいては、送受信ともに最大384kbpsの通信となります。送信時最大5.7Mbpsに対応したFOMA(R)ハイスピードエリアは首都圏を中心に展開します。
Xi(TM)エリア内でも、電波状況によりFOMA(R)での通信となる場合があります。
エリア NTTドコモXi(TM)エリアおよびFOMA(R)エリア
帯域制御 月次制限、24時間制限ともになし

※2013年4月以降、月間の通信量が5GBを超過した場合、当月末まで300kbpsに回線速度を制限させていただく場合があります。また、想定以上の通信が発生し、通信全体が著しく輻輳(ふくそう)した場合は実施時期に関わらず一時的に利用を制限する可能性があります。
開通までの期間 機器購入と同時に@nifty IDを取得され、お支払い方法をクレジットカードで確定された方、すでに@nifty IDをお持ちの方は最短5日で機器をお届けします。
初期費用/月額料金 前ページの表を参照
契約期間 開通月+24か月(以降24か月単位で自動更新)
提供機器 Aterm MR01LN
外部インターフェース microUSB×1、クレードル接続用コネクタ×1、
microSDHCカードスロット×1(32GBまで)、
UIMカードスロット×1
連続動作時間 一般通信時:LTE約6時間、3G約8時間
スタンバイ時:約250時間
スリープ時:約30時間
外形寸法 約117(W)×74(D)×16(H)mm
電池 充電池パック(リチウムポリマ電池)3280mAh
消費電力 最大通信時 5.5W
質量 約150g(本体のみ)
申し込み方法 Webおよび電話

※「Xi(TM)」「FOMA(R)」は、株式会社NTTドコモの商標または登録商標です。

次のページ
【緊急追記】@nifty do LTEを実際に試してみた!

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この記事の著者

吉田 雄哉(ヨシダ ユウヤ)

同じ会社に勤めていた同僚で株式会社co-meetingを起業し、リアルタイムなグループコラボレーションツール「co-meeting」を提供中。主にインフラ技術面と広報的な活動担当。また「パブリック クラウド エバンジェリスト」と名乗り、クラウドコンピューティングに関するユーザー視点での講演やIT系テクニカル...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/6813 2012/10/18 10:02

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