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ActiveReports+WebMatrix 2を使ってWindows Azureで簡単PDF出力

「ActiveReports for .NET 6.0J(SP5)」の利用

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2012/10/26 14:00

 Windows Azureの2012年6月アップデートで追加された機能の一つに「Webサイト」があります。Windows Azure Webサイトは、Webロール(クラウドサービスに名前が変わっています)よりも簡単にWebアプリがAzure上に構築できる機能です。また、ASP.NET以外にもPHPなどOSS系のミドルウェアが動き、無償枠もあるという魅力があります。今回はこのWindows Azure Webサイトで「ActiveReports for .NET 6.0J」を使ってPDF出力アプリを構築してみたいと思います。使用するアプリはWindows Azure Webサイトと親和性がいいWebMatrix 2を使用します。

目次

ActiveReportsとは

 ActiveReportsはグレープシティから発売されている帳票コンポーネントです。単なるレポーティングツールではなく、日本発祥の帳票という工夫がいろいろ詰まった凝ったレイアウトの印刷物が思い通りに作成できるという特徴があります。

 本記事では、執筆時点で最新(2012年8月29日リリース)の「ActiveReports for .NET 6.0J(SP5)」を使っています。

図1 執筆時点で最新のActiveReports
図1 執筆時点で最新のActiveReports

WebMatrix 2とは

 WebMatrix 2はMicrosoftが無償提供しているWebアプリの開発環境です。ローカル実行は自マシンのIIS ExpressやIISで行い、リモート実行はASP.NETホスティングサービスやWindows Azure Webサイトにデプロイして行います。WebMatrix 2を利用するにはマイクロソフトのWebサイトにある[Free Download]ボタンをクリックしてダウンロードします。

図2 Microsoft WebMatrix 2
図2 Microsoft WebMatrix 2

 ダウンロード時にMicrosoftアカウントとの紐付けや個人情報の登録なども不要なので、気軽にダウンロードしてみてください。

WebMatrix 2のよる空のWebサイト作成

 WebMatrix 2にはさまざまなテンプレートやギャラリーがあり、目的にあったWebアプリを手軽に作ることができます。この辺りはOffice製品のテンプレートやOfficeギャラリーに近いものがあります。

 今回は残念ながらフィットするものがありませんでしたし、ActiveReportsとの合わせ技と考えたときに必要最小限のコードで見通しよくしたいというのもあり、「空のWebサイト」のテンプレートを使い、そこにコードや設定を追加していくことにしました。

空のWebサイト構築手順

図3 空のWebサイト作成手順
図3 空のWebサイト作成手順

 空のWebサイトを作成するには、WebMatrix 2を起動して起動画面から「テンプレート」アイコンをクリックし、「空のサイト」を選択してサイト名に「CZ1210ActiveReports」と入力してから[次に進む]ボタンをクリックします。

 この操作により[ドキュメント]‐[My Web Sites]フォルダの下に空のサイトに必要なファイルやフォルダが設定された[CZ1210ActiveReports]フォルダが作成されます。

 もし、WebMatrix 2を一度終了してからWebサイトを再度編集するときには、WebMatrix 2の起動画面で「サイトを開く」アイコンをクリックして「サイトとしてのフォルダー」メニューを選択して[ドキュメント]‐[My Web Sites]‐[CZ1210ActiveReports]フォルダを開いてください。

空のWebサイトのローカル実行確認

 空のWebサイトが作成できたら、まずは実行してみましょう。

 WebMatrix 2のリボンの一番左にある[実行]アイコンをクリックします。

図4 空のWebサイト実行例
図4 空のWebサイト実行例

 ブラウザが起動されて「マイサイトのタイトル」とタイトルがついた空白のページが表示されれば正常です。


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著者プロフィール

  • 初音玲(ハツネアキラ)

     国内SIerのSEでパッケージ製品開発を主に行っており、最近は、空間認識や音声認識などを応用した製品を手掛けています。  個人的には、仕事の内容をさらに拡張したHoloLensなどのMRを中心に活動しています。  Microsoft MVP for Windows Development...

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