3. SQLデータベースの作成
モバイルサービスの利用には、データの保存先としてSQLデータベースが必要なので、引き続きデータベースの作成と設定を行います(図3)。新規にサーバー作成するか、既存のサーバーにデータベースを作成できますが、ここでは新規にサーバーを作成し、データベースもそこに作成します。
[名前]にデータベース名を指定します。自動的に命名されているため、必要があれば変更します。
[サーバー]では、新規SQLサーバーの作成を選択します。
[ログイン名][パスワード]などは、SQLデータベースの管理情報を入力します。
[地域]は、モバイルサービスを作成したリージョンと同一場所を指定する必要があります。既存のデータベースを利用する場合には注意してください。
最下部の[データベースの詳細設定を構成します]チェックボックスをオンにすると、さらに詳細なSQLデーベースの設定が可能で、WEB/BUSINESSエディションの選択、データベースサイズ、照合順序が選択可能です。これらを省略すると、WEBエディション1GB、デフォルト照合順序のデータベースが作成されます。
必要な情報を入力し作成ボタンをクリックします。管理ポータルに表示されている状態が準備完了になれば、モバイルサービスの作成は完了です。
サンプルアプリのダウンロード
モバイルサービスの作成が完了したところで、サンプルアプリケーションの実行をしてみましょう。幸いなことに、モバイルサービスを利用するために必要な情報を設定済みのサンプルアプリケーションが、管理ポータルからダウンロードできます。今回はこれをベースに解説します。このサンプルアプリケーションはToDoを入力し一覧表示する簡単なものです。
1. 管理ポータルを開く
先ほど作成したモバイルサービスを管理ポータルから開き、[新しいWindowsストアアプリを作成します]をクリックすると手順情報が表示されます(図4)。
はじめに、[モバイルサービスSDKのインストール]をクリックしてモバイルサービスのSDKをインストールします。次にサンプルアプリケーションで利用するテーブルを作成します。[ToolItemテーブルの作成]をクリックするとデータベースにテーブルが作成されます。最後に、アプリケーションの言語を選択しサンプルアプリケーションをダウンロードします。ここでは[C#]を選択、[ダウンロード]をクリックし、任意の場所にファイルを展開してください。
2. テーブルの確認する
作成したテーブルは管理ポータルから確認できます。画面上部から[データ]を選択するとテーブルが作成されたことが確認できます。
テーブルを選択し、さらに[列](注1)をクリックすると、テーブルのカラムが確認できます(図6)。この段階では、インデックスであるIDのみ追加されており、必要なカラムはアプリケーション実行時に動的に作成されます。
COLUMNS(カラム)の日本語訳です。