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Windows Azure新機能チュートリアル

Windows Azureモバイルサービスを利用しよう

Windows Azure 新機能チュートリアル(19)

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3. SQLデータベースの作成

 モバイルサービスの利用には、データの保存先としてSQLデータベースが必要なので、引き続きデータベースの作成と設定を行います(図3)。新規にサーバー作成するか、既存のサーバーにデータベースを作成できますが、ここでは新規にサーバーを作成し、データベースもそこに作成します。

図3:モバイルサービス作成画面2
図3:モバイルサービス作成画面2

 [名前]にデータベース名を指定します。自動的に命名されているため、必要があれば変更します。

 [サーバー]では、新規SQLサーバーの作成を選択します。

 [ログイン名][パスワード]などは、SQLデータベースの管理情報を入力します。

 [地域]は、モバイルサービスを作成したリージョンと同一場所を指定する必要があります。既存のデータベースを利用する場合には注意してください。

 最下部の[データベースの詳細設定を構成します]チェックボックスをオンにすると、さらに詳細なSQLデーベースの設定が可能で、WEB/BUSINESSエディションの選択、データベースサイズ、照合順序が選択可能です。これらを省略すると、WEBエディション1GB、デフォルト照合順序のデータベースが作成されます。

 必要な情報を入力し作成ボタンをクリックします。管理ポータルに表示されている状態が準備完了になれば、モバイルサービスの作成は完了です。

サンプルアプリのダウンロード

 モバイルサービスの作成が完了したところで、サンプルアプリケーションの実行をしてみましょう。幸いなことに、モバイルサービスを利用するために必要な情報を設定済みのサンプルアプリケーションが、管理ポータルからダウンロードできます。今回はこれをベースに解説します。このサンプルアプリケーションはToDoを入力し一覧表示する簡単なものです。

1. 管理ポータルを開く

 先ほど作成したモバイルサービスを管理ポータルから開き、[新しいWindowsストアアプリを作成します]をクリックすると手順情報が表示されます(図4)。

図4:サンプルのダウンロード
図4:サンプルのダウンロード

 はじめに、[モバイルサービスSDKのインストール]をクリックしてモバイルサービスのSDKをインストールします。次にサンプルアプリケーションで利用するテーブルを作成します。[ToolItemテーブルの作成]をクリックするとデータベースにテーブルが作成されます。最後に、アプリケーションの言語を選択しサンプルアプリケーションをダウンロードします。ここでは[C#]を選択、[ダウンロード]をクリックし、任意の場所にファイルを展開してください。

2. テーブルの確認する

 作成したテーブルは管理ポータルから確認できます。画面上部から[データ]を選択するとテーブルが作成されたことが確認できます。

図5:テーブルを確認
図5:テーブルを確認

 テーブルを選択し、さらに[列](注1)をクリックすると、テーブルのカラムが確認できます(図6)。この段階では、インデックスであるIDのみ追加されており、必要なカラムはアプリケーション実行時に動的に作成されます。

図6:テーブルカラムの確認
図6:テーブルカラムの確認
注1 列

 COLUMNS(カラム)の日本語訳です。

次のページ
サンプルアプリケーションの解説

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト statemachine(statemachine)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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