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IISのApplication Request Routing(ARR)でリバースプロキシを構築する

Windows ServerのWebサーバー「IIS」を高度に活用しよう

2. Webサイトの準備

 まずは、ArrSampleというWebサイトを作りましょう。サイトの右クリックメニューから[Webサイトの追加]を選択します。

図4. 動作確認用のWebサイト「ArrSample」を作成
図4. 動作確認用のWebサイト「ArrSample」を作成

 そしてルートフォルダにindex.htmlファイルを作成し、hostsファイル(C:\Windows\System32\Drivers\etc\hosts)に「127.0.0.1    ArrSample」と記載します。これで、ブラウザから動作確認できます。以上でWebサイトの準備は完了です。

図5. ブラウザでWebサイトが動作することを確認
図5. ブラウザでWebサイトが動作することを確認

3. ARRのプロキシ有効化

 次に、リバースプロキシ用の設定を行います。「http://arrsample」にリクエストが来たときに別のサイト(codezine.jp)にリクエストを転送する設定を行います。

 リバースプロキシを構成するには、AppSampleサイトの機能ビューの[URL書き換え]を開きます。そして画面右の操作から[規則の追加..]をクリックします。表示された[規則の追加]ウィンドウで[リバースプロキシ]をクリックします。

図6. URLリライトの「規則の追加」ウィンドウからリバースプロキシを設定
図6. URLリライトの「規則の追加」ウィンドウからリバースプロキシを設定

 次に、プロキシ機能を有効にするかどうかを確認する画面が表示されるので「OK」を選択します。これで、ARRのプロキシが有効になります。

図7. URLリライトの「規則の追加」ウィンドウからリバースプロキシを設定
図7. URLリライトの「規則の追加」ウィンドウからリバースプロキシを設定

 なお、有効化された内容は「アプリケーション要求ルーティング処理キャッシュ(Application Request Routing Cache)」の「サーバープロキシ設定(Server Proxy Setting)」から確認できます。

図8. ARRの管理ページからプロキシの設定を開く
図8. ARRの管理ページからプロキシの設定を開く

  リバースプロキシが有効になると、以下のプロキシ設定が行われていることが分かります。

図9. ARRでプロキシが有効になっていることが分かる
図9. ARRでプロキシが有効になっていることが分かる

 自動設定されたプロキシの設定値は以下のとおりです。メモリキャッシュが60秒、ディスクキャッシュが有効の設定になっていることが分かります。チューニングしたい時は、この値を変更すると良いでしょう。

ARRのプロキシの設定値
区分 設定名(日本語) 設定名(英語) 設定された値
全般 HTTPバージョン HTTP Vervsion パススルー
全般 キープアライブ Keep alive ON
全般 タイムアウト(秒) Time-out(seconds) 120
全般 応答ヘッダーのrewrite hostをリバースする Reverse rewrite host in response headers ON
カスタムヘッダー 次のヘッダー内のクライアントIPを保持する Preserve client IP in the following header X-Forwarded-For
カスタムヘッダー クライアントIPからのTCPポートを含める Include TCP port from client IP ON
カスタムヘッダー プロキシヘッダー値のフォワーディング Forward encoded client certificate in the following header 空白
キャッシュ設定 メモリキャッシュ時間(秒) Memory cache duration(seconds) 60
キャッシュ設定 ディスクキャッシュを有効にする Enable disk cache ON
キャッシュ設定 要求の統合を有効にする Enable disk cache OFF
キャッシュ設定 クエリ文字列サポート Query string support クエリ文字列を無視する
バッファ設定 応答バッファー(KB) Response buffer(KB) 4096
バッファ設定 応答バッファーのしきい値(KB) Response buffer threshold(KB) 256
プロキシチェーン プロキシサーバー Proxy server 空白
プロキシの種類 URL書き換えを使用して着信要求を検査する Use URL Rewrite to inspect incoming requests OFF
プロキシの種類 SSLオフロードを有効にする Enable SSL offloading ON

 なお、ARRをインストールせずにリバースプロキシを構成しようとすると、ARRのインストールを促すダイアログが表示されます。

図10. ARRがインストールされていない場合は、警告が表示される
図10. ARRがインストールされていない場合は、警告が表示される

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4. リバースプロキシの設定

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この記事の著者

百賀 吟平(モモガ ギンペイ)

主に.NETを使ったアプリケーション開発に従事するプログラマー。

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