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IISのApplication Request Routing(ARR)でリバースプロキシを構築する

Windows ServerのWebサーバー「IIS」を高度に活用しよう

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4. リバースプロキシの設定

 続いて、リバースプロキシの設定を完了させます。今回は理解用のサンプルということで、codezine.jpの内容を表示するように構成してみます。設定は簡単で、リクエストを転送するサイト情報を入力するだけです。

図11. リバースプロキシ規則の追加設定ウィンドウ
図11. リバースプロキシ規則の追加設定ウィンドウ

 OKをクリックすれば、設定は完了です。設定された内容を確認してみましょう。[URL書き換え]の設定の中に「ReverseProxyInboundRule1」という名前でルールが設定されています。

図12. リバースプロキシ規則の追加設定ウィンドウ
図12. リバースプロキシ規則の追加設定ウィンドウ

5. ブラウザでの動作確認

 それでは、リバースプロキシが正しく動いているか確認してみましょう。最初の動作確認時と同じURL「http://arrsample」をブラウザで入力します。

図13. arrsampleというサイトにアクセスしているが、Codezineのサイトが表示されている
図13. arrsampleというサイトにアクセスしているが、Codezineのサイトが表示されている

 想定した通りにリクエストが転送され、リバースプロキシが構築できていることが分かります。念のため、リンクをクリックしてみましょう。リンク先の記事に移動して、正しく動作するはずです。

図14. 記事のリンク先も問題なく動作する(URLはarrsampleのまま)
図14. 記事のリンク先も問題なく動作する(URLはarrsampleのまま)

 このように、IISで簡単にリバースプロキシを構築できることが分かりました。続けて、複数サーバーへの転送方法についても紹介します。

次のページ
複数サーバーへの振り分け設定(サーバーファームの使用)

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この記事の著者

百賀 吟平(モモガ ギンペイ)

主に.NETを使ったアプリケーション開発に従事するプログラマー。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/7018 2013/03/14 14:00

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