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作って学ぶ! 新人研修/Windowsストアアプリで電子カタログを作ろう

Windowsストアアプリの開発環境を準備しよう

作って学ぶ! 新人研修/Windowsストアアプリで電子カタログを作ろう(2)

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 Visual Studioの基本画面は次のようになっています。

Visual Studioの基本画面
Visual Studioの基本画面
メイン

 プログラム言語を記述する場所です。画面はhtmlファイル、画面スタイルはcssファイル、アプリの処理部分はJavaScriptファイルを記述できます。Visual Studio Expressには、プログラムを素早く正確に書くためのさまざまな機能が用意されています。例えば、プログラムの命令を分かりやすい色やフォントで表示する機能(シンタックスハイライト)や、命令の一部を入力すると、正確なスペルで自動的に補完してくれる機能(インテリセンス)などです。また、プログラムを作成するときに、何度も繰り返して使う記述を、あらかじめ登録しておく機能(スニペット)もあります。

出力

 エラーやメッセージなどが出力されます。プログラムにミスがあるときは、どのような間違いであるかが出力されます。

ソリューションエクスプローラ

 アプリで使用するプログラムや各種ファイルなどの配置を設定できます。アプリで画像ファイルを使用するときは、ここに必要なファイルをドラッグ&ドロップします。ストアアプリの実行に必要なファイルの構成については、次回の記事で詳しく説明します。

プロパティ

 htmlファイルを記述しているときに、設定可能なプロパティが表示されます。

[Note]ウインドウを白ベースにする手順

 Visual Studioの配色は、黒がベースの画面になっています。本連載では、コードなどの説明を見やすくするため、白ベースの画面で説明します。画面の配色を変更するには、メニューバーの[ツール]‐[オプション]を選択し、[環境]‐[視覚的効果]‐[配色]を[濃色]から[淡色]に変更します。

視覚効果の設定変更
視覚効果の設定変更

アプリデザインを作るためのツール

 Windowsストアアプリでは、タブレットといったデバイスで実行されることもありますので、さまざまな情報を探しやすく/見やすく配置したり、操作性の高い画面を作ったりすることが大事です。Blend for Microsoft Visual Studio 2012はhtmlの部品をドラッグ&ドロップで配置できるので、見た目を確認しながらアプリの外観を作ることが可能です。

 タイルに表示された次のアイコンをダブルクリックして、Blend for Microsoft Visual Studio 2012を起動します。

Blend for Microsoft Visual Studio 2012の起動
Blend for Microsoft Visual Studio 2012の起動

 Blendの基本画面は次のようになっています。

Blendの基本画面
Blendの基本画面
プロジェクト/アセット/スタイルルール

 [プロジェクト]タブでは、アプリで使用するプログラムや各種ファイルなどの配置を設定できます。[アセット]タブにはアプリ画面にラッグ&ドロップできる部品が表示されます。[スタイルルール]タブには、スタイルファイルの情報が表示されます。

ライブDOM/デバイス

 [ライブDOM]タブには、DOM(ドキュメントオブジェクトモデル)の各要素が表示されます。[デバイス]タブには、アプリが実行されるディスプレイの設定が表示されます。

メイン

 htmlやcssのソースファイルや、アプリを実行したときのレイアウトが表示されます。

CSSプロパティ/HTML属性

 [CSSプロパティ]タブには、CSSで設定している値が表示されます。色の指定なども可能です。[HTML属性]タブは、htmlを記述しているときに、設定可能なプロパティが表示されます。

おわりに

 今回は、Microsoft社が提供しているVisual Studioのインストール/ライセンスの取得手順や、開発ツールの簡単な使い方や画面の構成についてご紹介しました。これで、Windowsストアアプリを開発するための準備がひととおり整ったことになります。

 次回の記事では、このVisual Studioを使って、簡単なWindowsストアアプリを作成し、プログラムを説明します。

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 阿佐 志保(アサ シホ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/7258 2013/07/26 14:00

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