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5分でわかるActiveReports帳票

5分でわかるActiveReports帳票(2013年度版)-グラフ表示

ActiveReports for .NET 7.0Jで作るサンプル帳票(7)

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セクションレポートのグラフ 2

データソースの設定

 グラフウィザードの「系列」タブを開きます。グラフとして出力するデータソースの設定や表示したいフィールドの設定はここで行います。

グラフウィザードの「系列」タブ
グラフウィザードの「系列」タブ

 最初に、グラフにデータソースを設定します。「データソース」の項目の「…」ボタンをクリックすると、データソースダイアログが表示されます。

 セクションレポートのグラフは、基本的にレポートとは独立しており、レポート本体のデータソースと別個にデータソースを設定する必要があります。データソースダイアログの設定方法はセクションレポート本体の設定方法と同様なので、第1回を参照してください。

グラフのデータソースダイアログ
グラフのデータソースダイアログ

系列の設定

 データソースを設定したら、使用する「系列」と、各系列にデータをバウンドする設定を行います。

 「系列」とは、折れ線グラフでいうと1つの折れ線に相当します。下図の「仙台の気候」グラフでは、最高気温、平均気温、最低気温の3つが折れ線で表されています。それぞれの線が1つの系列になります。

 また、棒グラフで「降水量」が表されています。これも1つの系列になります。つまりこのグラフには、折れ線グラフの「最高気温」「平均気温」「最低気温」の系列、棒グラフの「降水量」の系列が含まれています。

折れ線グラフと棒グラフが混在したグラフ
折れ線グラフと棒グラフが混在したグラフ

 なお、Chartコントロール配置時に表示されるグラフウィザードでは、「系列」の項目にはデフォルトで3個の系列が含まれております。追加ボタンや削除ボタンを使って、表示したいグラフの数にあわせて系列を設定します。

系列のプロパティとデータバウンドの設定

 「仙台の気候」のグラフに折れ線グラフと棒グラフが含まれているように、グラフの種類によっては1つのChartコントロール内に複数の種類のグラフを混在させることができます。混在できるグラフの種類に関しては、製品ヘルプの[概念]-[セクションレポートの概念]-[グラフ]-[グラフの種類]を参照してください。

 一部の系列に対してのみグラフの種類を変更したい場合、一覧の中から系列を選択し、「プロパティ」項目の「グラフの種類」を変更します。

 最後に、系列にデータをバウンドします。

 データソースが正しく設定されていれば、「データバウンド」のコンボボックスの選択リストにデータソース内のフィールドが表示されます。グラフのX値、Y値として適切なフィールドを選択します。一般にY値には数値を表すフィールドを設定します。またXYグラフではX値にも数値を表すフィールドを設定します。

系列にフィールドをバウンドする
系列にフィールドをバウンドする

実行

 設定が完了したグラフを表示すると、下図のようになります。

単純なグラフ
単純なグラフ

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グラフデザイナによる設定

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この記事の著者

グレープシティ株式会社 ActiveReportsチーム(グレープシティカブシキガイシャ アクティブレポートチーム)

 宮城県仙台市に本社を構えるグレープシティでは、日本の業務に適したシステムをより早く開発するためのソフトウェアを提供しています。エンドユーザーの利用しやすさ、幅広いユーザー環境への対応、そして何よりプログラマの作業を軽減することを一番に目指しています。 ActiveReportsは、帳票開発に必要なあらゆる機能を備えた当社を代表するコンポーネントの1つ。1998年の発売以来、日本だけでなく全世界で多数の帳票開発者に使用されています。製品開発は同チームが中心になり、「日本仕様」の厳しい要望を実現することを目指しています。...

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