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5分でわかるActiveReports帳票

5分でわかるActiveReports帳票(2013年度版)-グラフ表示

ActiveReports for .NET 7.0Jで作るサンプル帳票(7)

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ページレポートのグラフ 1

 ページレポートでもグラフを表示することができます。また、ページレポートのグラフとセクションレポートのグラフは、基本的な概念が異なります。

  • ページレポートのグラフでは、Matrixと同じように、グラフに表示されるのは「集計値」です。一方、セクションレポートのグラフには集計をする機能はありません。
     
  • セクションレポートのグラフでは、フィールドがそれぞれ系列です。ページレポートのグラフでもフィールドを系列とすることができますが、それ以外に、「系列フィールド」を設定することで、同じフィールドのデータを別の系列に分割することができます。

ページレポートのグラフの作成

 では、実際にページレポートでグラフを作成してみましょう。

 プロジェクトにページレポートを追加して、データソース、データセットを追加します(これらの方法については第2回をご参照ください)。今回はグラフ用のサンプルデータベースを使用します。

 サンプルとして、たい焼きとたこ焼きを売る屋台の3日間の売上データを使います。具体的には、以下のようなデータです。日付(Date)、午前・午後(AmPm)、たい焼きの売上(TaiyakiSales)、たこ焼きの売上(TakoyakiSales)がそれぞれフィールドとなっています。

屋台の売上のサンプルデータ
Date AmPm TaiyakiSales TakoyakiSales
1日目 AM 500 2500
1日目 PM 1400 4000
2日目 AM 800 2500
2日目 PM 2200 6500
3日目 AM 700 3500
3日目 PM 3200 8000

 まず、ページレポート上にChartコントロールを配置します。このときグラフの種類が表示されるので、使用したいものを選びます。

グラフを配置した時の初期画面
グラフを配置した時の初期画面

 なお、この中には円グラフなどが含まれていません。円グラフを使いたい場合には、Chartを貼り付けた後、プロパティウィンドウのコマンドペインから「外観」を選択します。Chart外観ダイアログが表示されます。「拡張」ボタンを押すと、初期表示以外のグラフが選択できるようになります。

Chart外観ダイアログの拡張グラフ
Chart外観ダイアログの拡張グラフ

 ここではまず、基本的な縦棒グラフを作成してみましょう。

 「縦棒グラフ」を選択すると、簡単なダミーデータを表示するグラフが現れます。これにデータを接続していきます。

 データの接続はデザイン画面からGUIで実行することができます。Chartコントロールを2回クリックすると、コントロールの上、下、右にタブが現れます。それぞれ「データフィールドを配置してください」「カテゴリフィールドを配置してください」「系列フィールドを配置してください(オプション)」と表示されています。

Chartコントロールの周囲に現れるタブ
Chartコントロールの周囲に現れるタブ

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ページレポートのグラフ 2

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グレープシティ株式会社 ActiveReportsチーム(グレープシティカブシキガイシャ アクティブレポートチーム)

 宮城県仙台市に本社を構えるグレープシティでは、日本の業務に適したシステムをより早く開発するためのソフトウェアを提供しています。エンドユーザーの利用しやすさ、幅広いユーザー環境への対応、そして何よりプログラマの作業を軽減することを一番に目指しています。 ActiveReportsは、帳票開発に必要なあらゆる機能を備えた当社を代表するコンポーネントの1つ。1998年の発売以来、日本だけでなく全世界で多数の帳票開発者に使用されています。製品開発は同チームが中心になり、「日本仕様」の厳しい要望を実現することを目指しています。...

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