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災害によるITインフラへの影響と情報発信の在り方

災害コミュニケーション ITだからできるコト(8)

災害によるITインフラへの影響と情報発信の在り方(8)

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 本連載では災害によるITインフラへの影響と情報発信の在り方について、さくらインターネット研究所が独自に調査研究を行った成果を元に、今後期待される災害コミュニケーションの在り方についてご紹介します。

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全天球撮影で得られるデータ

 さくらインターネット研究所では次世代空間情報として、さまざまな表現方法について調査研究を行っています。前回の『災害コミュニケーション ITだからできるコト(7)』に引き続き、今回も全天周・全天球撮影技術による空間情報の表現方法について見ていきましょう。

 RICOH THETAに代表される全天球撮影データは、基本的に1枚の平面画像もしくは複数枚の平面画像の集合体として保存・管理されています。図1はRICOH THETAで保存されている全天球撮影データです。ご覧のように指と頭が映り込んでいることがお分かりいただけるかと思います。全天球カメラの撮影方式によっては撮影者自身もしっかりと映り込んでしまいます。

図1.RICOH THETAにおける全天球撮影データの保存形式(昼間)
図1.RICOH THETAにおける全天球撮影データの保存形式(昼間)

 全天球カメラによる夜間撮影でも同様ですが、撮影データ自体が少し異なってきます(図2)。ご覧のように全天球カメラの特性により、光量の少ない状況では撮影モードの微調整などが必要になってきます。私もいくつかの全天球・全天周カメラおよび撮影方式を試していますが、それぞれ一長一短の特性を持っています。どのような状況で全天球撮影を行うかを、あらかじめ理解した上で機材および手法を選択することが重要です。

図2.RICOH THETAにおける全天球撮影データの保存形式(夜間)
図2.RICOH THETAにおける全天球撮影データの保存形式(夜間)

 つづいて、夜間撮影した全天球撮影データをパノラマ技術を用いてスモールプラネット化してみましょう(図3)。

 いかがでしょうか? 見えている空間情報が大きく変化したことに気づかれるかと思います。人間の目は見たいものだけを大きく見ようとします。周辺空間情報がすべて閉じ込められた全天球撮影データは、表現方式を変化させることで、人間同士の空間情報の共有の助けとなっていきます。

図3.全天球撮影データのスモールプラネット化(夜間)
図3.全天球撮影データのスモールプラネット化(夜間)

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この記事の著者

松本 直人(マツモト ナオト)

1996年より特別第二種通信事業者のエンジニアとしてインターネット網整備に従事。その後システム・コンサルタント,ビジネス・コンサルタントを経て2010年より,さくらインターネット株式会社 / さくらインターネット 研究所 上級研究員。(2016年より一時退任)研究テーマはネットワーク仮想化など。3~5年先に必要とされる技術研究に取り組み、世の中に情報共有することを活動基本としている。著書: 『モノのインターネットのコトハジメ』,『角川インターネット講座 ~ビッグデータを開拓せよ~』など多数。情報処理学会 インターネットと運用技術研究会 幹事

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https://codezine.jp/article/detail/7602 2014/02/10 14:00

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