Facebookと連携する
続いて、FacebookのようなSNSと連携する方法を紹介しましょう。
FacebookなどのSNSと連携する場合、サービス提供側(今回の場合はFacebook)が提供しているSDKや、誰かが開発したSDKを利用することで、全部を自分で書くことなく機能を実装できます。
ストアアプリをFacebookと連携するための方法は、Facebookの開発者用サイトで確認できます。
Facebook公式ではありませんが、サードパーティが提供するライブラリが利用可能です。
今回は2つ表示されているC#用のライブラリの上側「C SDK by Outercurve Foundation」のリンク先にある「Facebook SDK for .NET」を利用してみます。
Facebookと連携したストアアプリを作成するには、事前にFacebook側での開発者登録とアプリケーションの登録が必要です。
本記事では、Facebook側の開発者登録やアプリ登録の手順は割愛します。Webサイトなどを参考にして、アプリケーションID(App ID)まで取得しておいてください。
Facebook SDK for .NETの導入
それでは、Facebook SDK for .NETを導入してみましょう(FacebookSdkSample.zip)。
パッケージマネージャーコンソールからインストールする
ライブラリはパッケージマネージャーコンソールからインストールします。
パッケージマネージャーコンソールが表示されていない場合は、Visual Studioの上部メニューから「表示」→「その他ウィンドウ」→「パッケージマネージャーコンソール」を選択します。
画像のようにパッケージマネージャーコンソールが表示されます。
ライブラリのインストール
パッケージマネージャーコンソールに以下のように入力します。
Install-Package Facebook
続いて以下のように入力します。
Install-Package Facebook.Client -pre
参照設定に、下図のように「Facebook」と「Facebook.Client」が追加されました。
前編と後編のこれまでのサンプルには、ストアアプリ版とWindows Phone版のプロジェクトが入っていましたが、FacebookのサンプルにはWindows Phone版がありません。その理由は、今回導入したライブラリがWinRTベースのWindows Phone 8.1に対応していないためです。このようにライブラリを利用する場合は、ライブラリ側の対応状況に左右されることがあるので導入の際は注意しておきましょう。