SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

「PyCon JP 2014」レポート

PyCon JP 2014レポート
~第3回 メディアチームの作業内容について

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 メディアチームの筒井です。前回は、プログラムチームの作業内容について紹介しました。今回は、メディアチームの作業内容についてです。

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

メディアチームについて

 メディアチームリーダーのイアンです。今年、PyCon JP 2014メディアチームのリーダーになりました。

 メディアチームとは、参加者や、スポンサーなど、外の方向けに情報提供、宣伝、渉外などを担当するチームです。具体的に言いますと、宣伝のための発表や、オンラインマガジンの記事作成、公式Twitter/Facebookページの運用、PyCon JPのWebサイト全般、Guidebookアプリを担当をしました。

Webサイトについて

 今年の今までにない大きな変更は、Webサイトでした。今までのサイトはSphinxベースで、サイトを運用しましたが、今年のWebサイトはDjangoのSymposionベースのWebサイトにしました。

PyCon JP 2014 のWebサイト
PyCon JP 2014 のWebサイト

Webサイトを作ることになった経緯

 理由はいくつかありますが、主な理由は自動化です。今までは、CFPや、スポンサーのやりとりを全部メールベースで行って、かなり大変でしたので、年に、CFPとスポンサーのやりとりをサイト上で行うことで、作業を楽にするのが主な目的でした。PyCon JPの資産として、サイトのコードを継続的に利用するというもう一つの目的もあります。

どうやって開発を進めたのか

 アメリカのPyConのWebサイトをフォークして、PyCon JPに必要な国際化機能などを追加しました。追加機能の対応を外注して、村岡祐介(@jbking)さんにお願いすることにしました。村岡さんとのやりとりは、Bitbucketや、JIRA、Slack 上で行いました。

よかったこと

 このサイトがあったことで、いろな影響がありました。CFPや、スポンサーのやりとりはサイトの上で行うことができて、やりとりの作業を楽にできました。

反省点

 サイトの構築や修正がやっぱり大変でした。PyCon USのWebサイトをフォークしたのですが、PyCon USの人たちはSymposionを自分たちのカンファレンスのために、いっぱい拡張していて、PyCon JPの資産として使っていくのは少し難しい部分もありそうです。

 これから、今後の方針を少し考えたいと思います。

Guidebookについて

 イアンです。

 Guidebookはイベントのガイドを作成でき、そのガイドをスマートフォンにダウンロードして、Wifiが使えない環境でも情報が気軽に見れるアプリです。PyCon JPでは2011年からこのアプリを使用してイベントガイドを提供しています。

事前準備としてやったこと

 GuidebookのWebアプリケーションでガイドを作成します。事前準備として、PyCon JPのWebサイトからカンファレンススケジュール、スピーカー情報などをCSVに落として、GuidebookにインポートできるCSVに変換して、Guidebookにインポートしました。

よかったこと

  • 今年はWebサイトのシステムがありましたので、スケジュールデータをCSVに落としてGuidebookに簡単にインポートできました。とても楽でした。
  • 今年のGuidebookで、ポスターセッションや、LTや、スポンサー情報など、多くの情報を提供できました。
  • PyCon JPの予算の決定した後に、Guidebookの料金プランが変わっており、予算オーバーになるところでしたが、Guidebook側でうまく対応してくれました。ありがたいです。

反省点

 Guidebookのダウンロードは参加者の約3分の1で、Webでアクセスした方が約3分の1で、合わせて、参加者の半分以上がGuidebookを使っていましたが、宣伝不足だったと思います。もっと多くの参加者にダウンロードしていただいて、有効に活用してもらいたいと思いました。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
宣伝活動について

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「PyCon JP 2014」レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

今津 りこ(イマヅ リコ)

PyCon JP はスタッフ3年目。だけど全然成長しない。普段はうさぎの会社でフルスタック事務員やってたり、伝統肉協会というNPOでニコニコする仕事をしてたりします。今年の目標は、鹿のもも肉をひとりできれいに解体できるようになることです。Twitter: @RicoImazu

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

筒井 隆次(ツツイ リュウジ)

本業はWebエンジニア。メイン言語はJava、PHP、Python。Pythonを学んだのは2011年ごろで、Python歴はまだ浅いのですが、書きやすさから今では一番お気に入りの言語になりました。最近、仕事でも念願のPython(Django)デビューができました(PyCon JPスタッフ活動のおかげかも?)。Twitter: @ryu22e Blog: ryu22eBlog

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

Ian Lewis(イアン ルイス)

IT系イベントサービス connpass.com のリードエンジニア。 使っている言語はPythonがメイン。他にGoや、Haskellや、クラウドサーバー系(Docker, Ansibleなど)や、コミュニティの構築に興味を持っています。Twitter: @IanMLewis Blog: www.ianlewis.org

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

小松 大輔(コマツ ダイスケ)

メディアチーム 当日撮影担当の片割れ。去年から撮影担当は Perl Monger の2人組だったり。来年はカメラの時計を合わせるのを忘れないように……。Twitter: @vkgtaro Flickr: https://www.flickr.com/photos/vkgtaro/

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

柿原 祥之(カキハラ ヨシユキ)

PyCon JP 2014 スタッフ。広報。おもに英訳を担当。英国留学・現地気象庁での勤務を経て、ソニーで組み込み開発、Android、技術標準化、新規事業開発などやってきました。いまは会社立ち上げ中。Twitter: @1664riffs

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/8198 2014/11/04 14:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング