音声合成
今度は、音声合成を試してみましょう。このAPIの実行結果は、テキスト情報ではなく、バイナリデータとして取得することになります。
音声合成APIでは、音声合成のエンジンとして、株式会社エーアイ製とNTTアイティ製の2種類が利用可能です。APIコンソールの音声合成メニューは、デフォルトでは株式会社エーアイ製が選択された状態になっています。
このAPIでも、HTTPリクエストボディのタブを選択すると、パラメータを編集することができます。
実行ボタンをクリックしてしばらくすると、結果データとして、パラメータのテキストを読み上げた音声データがダウンロードできるようになります。
ここで得られる音声データは、ヘッダのない生データです。PCではやや扱いにくいのですが、Audacityなどの波形編集ソフトウェアを使ってRawデータとして取り込むと、再生可能です。
なお、NTTアイティ製の音声合成エンジンの場合は、WAVファイルとしてダウンロードできますので、そのままWindows Media Playerなどで再生することができます。
長い文章でも、驚くほど自然に読み上げることができますので、いろいろと遊んでみてください。
最後に
今回は、「docomo Developer support」の概要とAPIコンソールを紹介しました。APIコンソールでは、手軽にAPIの機能が試せますので、実際のアプリ開発においても、APIの選定に活用できることでしょう。
次回は、APIに用意されているSDKを使って、AndroidアプリからAPIを利用する方法を紹介します。