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ツールがなくてもサーバー構築でたじろがない! 一撃シェルスクリプト道場

Nginx+PerlのCGI環境にMovable Typeをインストールする一撃シェルスクリプト

ツールがなくてもサーバー構築でだじろがない! 一撃シェルスクリプト道場 第2回

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Movable Typeおまかせインストーラでの設定

 一撃シェルスクリプトによるインストールとサーバーの再起動が終わったら、最後にMovable TypeのGUI「おまかせインストーラ」を使って、Movable Typeを使用するための設定を行います。

 なお、社内イントラネットなどでIPアドレス直アクセスで運用する場合を除き、hostsまたはDNSで名前解決を行えるようにしておきます。また、インストール後にホスト名を変更してしまうと、内部リンクのアドレスに影響が出てしまいますので、ホスト名またはFQDNはあらかじめ決定しておいてください。

  1. Webブラウザからサーバーにアクセスし、[Movable Typeにサインイン]をクリックします(画面7)。
画面7:[Movable Typeにサインイン]をクリック
画面7:[Movable Typeにサインイン]をクリック

 

  1. 「Movable Typeへようこそ」画面が表示されるので、使用言語に日本語を選択し、[開始]をクリックします(画面8)。
画面8:使用言語に日本語を選択
画面8:使用言語に日本語を選択

 

  1. 「システムチェック」画面で「必要なPerlモジュールは揃っています。」が表示されていることを確認し、[次へ]をクリックします(画面9)。
画面9:「必要なPerlモジュールは揃っています。」が表示されていることを確認
画面9:「必要なPerlモジュールは揃っています。」が表示されていることを確認

 

  1. 「データベース設定」画面では、データベースの種類に「MySQL」を選択するとともに以下の情報を入力して、[接続テスト]をクリックします(画面10)。
項目 入力する情報
データベースサーバ localhost
データベース名 mt
ユーザー名 root
パスワード root.my.cnf作成時に指定したもの。root.my.cnfファイルをアップロードし忘れたか、パスワードを失念した場合には、/root/.my.cnfファイルを開いてパスワードを確認することができます。
画面10:データベース設定
画面10:データベース設定

 

  1. 「データベースの設定を完了しました。」と表示されるので、[次へ]をクリックします(画面11)。
画面11:「データベースの設定を完了しました。」と表示
画面11:「データベースの設定を完了しました。」と表示

 

  1. 「メール設定」画面が表示されるので、Movable Typeが送信するメールの差出人として使用するメールアドレスを入力し、メール送信プログラムに「Sendmail」を選択し、[テストメールを送信]をクリックします(画面12)。
画面12:メール設定
画面12:メール設定

 

  1. 「テストメールが送られるメールアドレス」の入力画面に遷移するので、受信可能なメールアドレスを入力して[送信]をクリックします(画面13)。
画面13:受信可能なメールアドレスを入力
画面13:受信可能なメールアドレスを入力

 

  1. メールが届いたことを確認した後(画面14)、「メール設定を完了しました。」画面で[次へ]をクリックします(画面15)。
画面14:メールが届いたことを確認
画面14:メールが届いたことを確認

 

画面15:メール設定が完了
画面15:メール設定が完了

 

  1. 「Movable Type Proの設定を完了しました。」画面が表示されるので[次へ]をクリックします(画面16)。
画面16:Movable Type Proの設定が完了
画面16:Movable Type Proの設定が完了

 

  1. 「アカウント設定」画面では以下を入力し、[次へ]をクリックします(画面17)。
項目 入力する情報
ユーザー名 任意のもの
表示名 任意のもの(日本語使用可)
電子メール (自身のメールアドレス)
使用言語 日本語
パスワード (任意のもの)
画面17:アカウント設定
画面17:アカウント設定

 

  1. 「最初のウェブサイトを作成」画面では以下を入力し、[インストール]をクリックします(画面18)。
項目 入力する情報
ウェブサイト名 (任意のもの)
ウェブサイトURL http://IPアドレスまたはホスト名/ (インストール後のホスト名変更はお勧めしません)
ウェブサイトパス /var/www/html(変更しないでください)
テーマ (任意のもの)
タイムゾーン (サーバーのタイムゾーンと合わせる)
画面18:最初のウェブサイトを作成
画面18:最初のウェブサイトを作成

 

  1. 「インストールを完了しました!」が表示されたら[Movable Typeにサインイン]をクリックします(画面19)。
画面19:インストールが完了
画面19:インストールが完了

 

  1. 画面20のようにユーザーダッシュボードが表示されれば、ブログやWebサイトを公開する準備ができました。お疲れ様です。
画面20:Movable Typeの設定も完了
画面20:Movable Typeの設定も完了

 

おわりに

 いかがでしたでしょうか。今回の一撃シェルスクリプトではWebサーバー、DBサーバーの構築からCMSのインストールまでを一気通貫に行いました。その過程では、URLから文字列を捕まえて加工したりする場面がたくさんありました。awkやsedは非常に多機能で、なかなかすべてを覚えるのは難しいかと思いますが、一撃シェルスクリプトを通じて応用していただければ幸いです。

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この記事の著者

濱田 康貴(ハマダ ヤスタカ)

サーバーエンジニアとして主にLinuxのWEBサーバーを設計、構築、運用を行っています。運用ツールの相棒としてシェルスクリプトやワンライナーは心強いパートナーと信じて疑わず、ブログでTIPSを公開しています。2009年5月のUSP友の会活動開始より参画し、現副会長。最近では、USP友の会で「一撃サーバー構築シェルスクリプト勉強会」を開催しているほか、日本で唯一のシェルスクリプト総合誌『シェルスクリプトマガジン』(毎月25日発売)で、隔月(偶数月号)連載「教えて先輩 サーバー運用お助けTips」を執筆しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/8517 2015/04/15 14:00

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