Nginx+PerlのCGI環境にMovable Typeをインストールする一撃シェルスクリプト
ツールがなくてもサーバー構築でだじろがない! 一撃シェルスクリプト道場 第2回
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今回の一撃シェルスクリプトは、OSインストール直後のサーバーに対し、サーバーの構成管理とCMS(コンテンツ管理システム)の「Movable Type」のセットアップと起動をオートメーション化するものです。サーバーは前回と同様、CentOS 6.6をminimalでインストールしたものとします。CMSは起動したことがWebブラウザで確認できて楽しいので、皆さんもぜひチャレンジしてみてください。
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- perl-fastcgiのinitスクリプトの作成
- ①行頭のdescriptionを修正するためにいったん削除する
- ②・③descriptionがないのも不都合なので追加する
- ④3行目にあるdescriptionの直下に「# chkconfig: - 85 15」を追加する
- ⑤「nginx="/opt/nginx/sbin/nginx"」を「perlfastcgi="/usr/bin/fastcgi-wrapper.pl"」に直す
- ⑥「prog=$(basename $nginx)」を「prog=$(basename perl)」に直す
- ⑦「NGINX_CONF_FILE="/opt/nginx/conf/nginx.conf"」で始まる行を削除する
- ⑧「lockfile=/var/lock/subsys/nginx」を「lockfile=/var/lock/subsys/perl-fastcgi」に直す
- ⑨start関数の中の「 [ -x $nginx ] || exit 5 」 を 「 [ -x $perlfastcgi ] || exit 5 」に直す
- ⑩start関数の中の 「 [ -f $NGINX_CONF_FILE ] || exit 6 」 を削除する
- ⑪start関数の中の「daemon $nginx -c $NGINX_CONF_FILE」を「daemon $perlfastcgi」に直す
- ⑫restart関数とreload関数の中から「configtest || return $?」を削除する
- ⑬reload関数内の「killproc $nginx -HUP」を「stop ; start」に直す
- ⑭60〜62行目にある「configtest」を関数ごと削除する
- ⑮case文の中で引数にrestartとconfigtestを与えたときの条件を、restartのみに変更する(configtest関数を削除したため)
- ⑯95行目にあるUsageの行から「configtest」を削除する
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- この記事の著者
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濱田 康貴(ハマダ ヤスタカ)
サーバーエンジニアとして主にLinuxのWEBサーバーを設計、構築、運用を行っています。運用ツールの相棒としてシェルスクリプトやワンライナーは心強いパートナーと信じて疑わず、ブログでTIPSを公開しています。2009年5月のUSP友の会活動開始より参画し、現副会長。最近では、USP友の会で「一撃サーバー構築シェルスクリプト勉強会」を開催しているほか、日本で唯一のシェルスクリプト総合誌『シェルスクリプトマガジン』(毎月25日発売)で、隔月(偶数月号)連載「教えて先輩 サーバー運用お助けTips」を執筆しています。
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