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現役エンジニア直伝! 「現場」で使えるコンポーネント活用術(Forguncy)

Forguncy Proの外部データベース連携機能はExcel方眼紙新時代の予感

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リンクテーブルの作成

 「Forguncy ProがForguncyと違うのだよ!」ということが実感できるのが[データ]タブにある[リンクテーブルの作成]アイコンと[外部データベースの接続変更]アイコンです。

 Forguncy Proでは、外部データベースのデータをインポートするのではなくリンクテーブルとして連携することで、次のような利点を確保しています。

  1. データ量が多くなってもForguncyデータベースを圧迫しない
  2. 外部データベースの最新のデータを参照できる
  3. Foguncyデータベース(SQL Server Compact)の制限以上の容量、速度を確保できる

 この利点と表裏一体の欠点としてはネットワーク経由での参照となるため、Forguncyデータベースを使用するよりも理論的にはデータ取得が遅くなります。しかし、きちんとチューニングされた外部データベースであれば問題ない速度で動作します。快適さを求めるならば、例えば、マスタはForguncyデータベースに保存しておくなどの検討もできるでしょう。

図4 リンクテーブルの作成
図4 リンクテーブルの作成

 Forguncy Proの外部データベースとしては現状2つのデータベース、SQL ServerとOracleが対応しています。Forguncy Proが接続に使用しているデータプロバイダは、SQL Serverであれば、.NET Framework SQL Server用データプロバイダであり、Oracleであれば.NET Framework Oracle用データプロバイダになります。これは、.NET言語でデータベースと接続するための最速コンポーネントになります。ODBCではなくネイティブプロバイダをサポートしているあたりもProという名前が相応しい性能です。

 SQL Serverとして接続できる接続先にはMicrosoft Azure SQL Databaseも含まれています。そこで、今回は、Microsoft Azure SQL Databaseを接続先に選んで使い勝手を見てみましょう。

図5 SQL Serverとの接続設定
図5 SQL Serverとの接続設定

 [接続設定]ダイアログで[OK]ボタンをクリックしてサーバーへのログオンに成功すると[テーブルの選択]を行います。

図6 テーブルの選択
図6 テーブルの選択

 選択したテーブルは、Forguncyのナビゲーションウィンドウにある[テーブル]タグに表示されます。

図7 テーブル
図7 テーブル

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この記事の著者

初音玲(ハツネアキラ)

 国内SIerのSEでパッケージ製品開発を主に行っており、最近は、空間認識や音声認識などを応用した製品を手掛けています。 個人的には、仕事の内容をさらに拡張したHoloLensなどのMRを中心に活動しています。 Microsoft MVP for Windows Development ブログ:http://hatsune.hatenablog.jp/

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/8581 2015/03/20 14:00

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