リンクテーブルの作成
「Forguncy ProがForguncyと違うのだよ!」ということが実感できるのが[データ]タブにある[リンクテーブルの作成]アイコンと[外部データベースの接続変更]アイコンです。
Forguncy Proでは、外部データベースのデータをインポートするのではなくリンクテーブルとして連携することで、次のような利点を確保しています。
- データ量が多くなってもForguncyデータベースを圧迫しない
- 外部データベースの最新のデータを参照できる
- Foguncyデータベース(SQL Server Compact)の制限以上の容量、速度を確保できる
この利点と表裏一体の欠点としてはネットワーク経由での参照となるため、Forguncyデータベースを使用するよりも理論的にはデータ取得が遅くなります。しかし、きちんとチューニングされた外部データベースであれば問題ない速度で動作します。快適さを求めるならば、例えば、マスタはForguncyデータベースに保存しておくなどの検討もできるでしょう。
Forguncy Proの外部データベースとしては現状2つのデータベース、SQL ServerとOracleが対応しています。Forguncy Proが接続に使用しているデータプロバイダは、SQL Serverであれば、.NET Framework SQL Server用データプロバイダであり、Oracleであれば.NET Framework Oracle用データプロバイダになります。これは、.NET言語でデータベースと接続するための最速コンポーネントになります。ODBCではなくネイティブプロバイダをサポートしているあたりもProという名前が相応しい性能です。
SQL Serverとして接続できる接続先にはMicrosoft Azure SQL Databaseも含まれています。そこで、今回は、Microsoft Azure SQL Databaseを接続先に選んで使い勝手を見てみましょう。
[接続設定]ダイアログで[OK]ボタンをクリックしてサーバーへのログオンに成功すると[テーブルの選択]を行います。
選択したテーブルは、Forguncyのナビゲーションウィンドウにある[テーブル]タグに表示されます。