Lambda関数で処理が行われているか確認してみよう
Lambda関数で処理が実行されているか確認しましょう。
まず、counterテーブルに1件項目を追加しておきます。マネージメントコンソールで「DynamoDB」を選択し、counterテーブルを選択して[Explore Table]→[Create Item]で項目を1件追加します。
event_idが「1」の項目を追加し、[Save]をクリックします。ここではその他の属性に関する値は設定しません。
では、制作1日目に作成したWebサイトで言語を選択して、スマホを振ってみましょう。
AWS Lambdaのダッシュボードを見ると、Lambda関数が起動されていることがわかります。
グラフが表示されてます。これは何のグラフですか?
[Invocation count]がLambda関数がリクエストされた回数で、[Invocation duration]がLambda関数の実行時間を示しています。
counterテーブルには集計値が格納されているはずです。こちらも確認してみましょう。
Amazon DynamoDBでcounterテーブルを選択して[Explore Table]をクリックしてください。
あっ、各言語の集計値が格納されてます! ばっちりですね。
制作2日目は集計処理を実装して終了
制作2日目は、スマホフレーフレー言語応援アプリのキモとも言える集計に関する処理を実装しました。注目の新サービス、AWS LambdaをAmazon Kinesis、Amazon DynamoDBと連携させ、イベントドリブンなアプリケーションとしてAmazon Kinesisにデータが入ってくるとそのデータを読み取って集計し、その結果をAmazon DynamoDBに書き込む処理を作成しました。
次はいよいよ最終日。Amazon S3を使って集計結果をリアルタイムに表示するダッシュボードを作成します。完成まであとわずか!
AWSサービス名 | 機能 |
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Amazon S3 | クラウドストレージサービス。今回はここにアプリを置く |
Amazon Cognito | ユーザーの認証やデータの同期のための機能を提供する。今回はスマホ(JavaScript)とAmazon Kinesis、Amazon DynamoDBがやり取りするときに必要な認証情報を安全に扱うために使用する |
Amazon Kinesis | 大規模データストリームのリアルタイム処理を可能にするサービス。今回はスマホの加速度センサーデータの収集に使用する |
Amazon DynamoDB | NoSQLデータベースサービス。今回は選択する言語のマスター情報や加速度センサーデータの集計値を格納する |
AWS Lambda | イベントドリブン処理を簡単に実現するコンピューティングサービス。2014年11月の発表とともに、プレビュー版でありながら注目を集め、2015年4月9日に一般公開された。Amazon Kinesisから渡された加速度センサーデータの集計処理に使用する |
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