2月19日に目黒雅叙園で行われたイベント「Developer Summit 2016」で発表されたアマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 テクニカルソリューション部ソリューションアーキテクト 西谷 圭介氏のセッションでは、AWSや関連サービスを組み合わせ、いかにクラウドネイティブなサーバレスアーキテクチャを実現していくかについて、盛り沢山の内容が解説されました。その発表内容についてレポートします。
クラウドネイティブとは
まず始めに西谷氏は“クラウドネイティブ”という言葉の定義について「人によって解釈は異なるとは思いますが」と前置きをしつつ、「クラウドで提供されるサービス利用を前提に構築し、クラウドの特性や利点を最大限に生かす形で構築されるアプリケーション、言い換えると、“最初からクラウド上で生まれるアプリケーション”をクラウドネイティブ、と言ってよいのではないでしょうか」と説明しました。
そして、併せてクラウドの特性についてもポイントを並べつつ解説。「いくつか挙げられる部分がありますが、その中でも障害を前提としたデザイン、“Design for Failure”という部分は強く認識していただきたい」と強調。これらの前提を踏まえて、クラウドネイティブな「アーキテクチャ」「アプリ開発」「デプロイ」について詳細な解説が展開されていきます。