米Googleは、サンフランシスコで開催中のイベント「Google I/O」において、次期Androidの開発者プレビュー版「Android N Developer Preview 3」や、統合開発環境のプレビュー版「Android Studio 2.2 Preview」の提供を、5月18日(現地時間)に発表した。
Google、次期OSの最新プレビュー版「Android N Developer Preview 3」を公開、統合開発環境「Android Studio 2.2 Preview」も
「Android N」では、大幅な仕様の変更が行われており、最初の開発者プレビュー版では大幅なパフォーマンス向上を実現するJITコンパイラ、続いての開発者プレビュー版では強力なグラフィックを可能にする3DレンダリングAPIのVulkanが新たに搭載されている。また、どちらのプレビュー版でも、マルチウィンドウとダイレクトリプライ通知がサポートされた。
新たに公開された「Android N Developer Preview 3」は、初のベータ品質リリース候補で、Nexus 6/9/5X/6P、Nexus Player、Pixel C、Android Oneで動作する(別途Android Beta Programへのオプトインが必要)。
Android向けの統合開発環境の最新プレビュー版「Android Studio 2.2 Preview」もあわせて公開されており、「Android Studio 2.2 Preview」では新たなレイアウトデザイナーや制約レイアウトなどの採用による高速化や、APKアナライザやレイアウトインスペクタの搭載による機能の向上、Java 8への対応や、CMakeとNDK-Buildによる拡張C++のサポート、「Firebase」のサポートが追加されている。
ほかにも、「Google I/O」ではAndroidへのVRモードの搭載や、UIを変更するとともにスタンドアロンアプリに対応した「Android Wear 2.0」のリリースなど、Android関連のさまざまな発表が行われた。
【関連リンク】
・Google
・Android開発者向けサイト(英語)
・「Google I/O 2016」(英語)
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