カウントダウン表示を実装する - Angular Count-to
Angular Count-toは、指定された値の範囲をカウントするためのライブラリです。
Angular Count-toは、GitHubで公開されており、以下のURLから入手できます。
ダウンロードしたangular-count-to-master.zipを解凍後、srcフォルダーをアプリケーションルートに配置してください。
具体的なコードも見てみましょう。以下は、10~1の範囲で数値をカウントダウンする例です。
<!DOCTYPE html> <html ng-app="myApp"> <head> <meta charset="UTF-8" /> <title>AngularJS</title> <link rel="stylesheet" href="css/count.css" /> <script src="bower_components/angular/angular.min.js"></script> <!-- (1)Angular Count-to本体をインポート --> <script src="src/count-to.js"></script> <script src="scripts/count.js"></script> </head> <body ng-controller="MyController"> <h1 count-to="{{start}}" value="{{end}}" duration="{{duration}}"></h1> </body> </html>
// (2)countToモジュールへの依存関係を設定 angular.module('myApp', ['countTo']) .controller('MyController', ['$scope', function($scope) { $scope.start = 0; $scope.end = 10; $scope.duration = 21; }]);
Angular Count-toを利用するには、ライブラリ本体(count-to.js)をインポートした上で(1)、アプリモジュール(myApp)からはcountToモジュールへの依存関係を宣言します(2)。
あとはカウンターを表示したい要素に対して、以下の属性を指定することでカウント機能を実装できます。
属性 | 概要 |
---|---|
count-to | カウンターの開始値 |
value | カウンターの終了値 |
duration | カウントにかける総時間(秒) |
ここでは10→0の値を10秒でカウントしようとしていますので、1秒ごとに値が変化することになります。count-to属性よりもvalue属性に大きな値を設定することで、(カウントダウンではなく)カウントアップすることも可能です。
まとめ
以上、本稿では、可変パネルを実装するUI Layout、CSVファイルを生成するngCSV、カウント機能を実装するAngular Count-toといったライブラリについて解説しました。次回以降も、引き続きAngularJSアプリで活用できるライブラリを紹介していく予定です。どうぞお楽しみに。
参考資料
- 『AngularJSアプリケーションプログラミング』(技術評論社)
- 『AngularJSライブラリ 活用レシピ 厳選 108』(WINGSプロジェクト)