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IBM Bluemix User Group(BMXUG)リレー寄稿

Watson IoT PlatformとNode-REDで、Wio Nodeのセンサーデータ取得とデバイスへのデータ出力を体験してみよう

IBM Bluemix User Group(BMXUG)リレー寄稿 第3回

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Node-REDのフローの設定

 それでは、いよいよNode-REDで、Wio Seeed APIをつなぎます。

 Node-REDのノードの構成を初期設定されているノード群に以下の2つの流れを追加します。

 Wioノードはこのように追加しておきます。

1秒ごとのinjectでセンサー取得するノード

 まず、1秒ごとに発生するinjectノードをつくります。

タイトル 設定内容 設定内容の補足
Payload Boolean true  
Repeat every 1 seconds  
inject onece at start チェック ON  
Name interval 1s 任意の名前(内容が分かりやすく)

 つづいて、センサー取得のノードを設定します。

 ノードをクリックして、設定画面ではまだConnection(接続設定)が確立していないので編集ボタンをクリックしてトークン設定します。

 このようにまず、Server設定をする必要があります。iot.seeed.ccが必ずしも設定したAPIのURLと合っていないのでご注意ください。この項目はWioアプリ上で、APIのURLを確認します。

 Device一覧の横のをクリックして、メニューを表示します。

 出てくるメニューからSettingをクリックします。

 今回はus.wio.seeed.ioなので、このConnect ServerのURLをメモしておきます。

 Node-REDのWio設定に戻ります。

 このように、Wioアプリで決めたSeeed Studioアカウントのメールアドレスとパスワード、およびServer設定を先ほどのConnect ServerのURLを入力してログインボタンを押します。

 トークンが取得でき、無事Wio APIとの接続ができるようになります。

 Node欄でWioアプリと同様の認識済みWio Node一覧が表示されるので、今回のWio Nodeデバイスの名前を設定します。

タイトル 設定内容 設定内容の補足
Node 今回のWio Nodeデバイスの名前を指定  
Port D1- Grove Ultrasonic Ranger 候補に出るGrove Ultrasonic Rangerを選択
Method Centimeters Range cmを指定
Output Parsed Value パース済み構造データで受け取る

 設定が終わったら、前は先ほどの1秒ごと発生させるinject interval s1ノード、後ろは既存のDebug output payloadのデバックノードにつなげてこちらで設定は完了です。

 各ノードを確認してNode-REDをデプロイします。

温度データを7セグメント4桁ディスプレイする表示するノード

 つづいて、温度データを7セグメント4桁ディスプレイする表示するノードを作ります。digitノードをクリックします。

タイトル 設定内容 設定内容の補足
Node 今回のWio Nodeデバイスの名前を指定  
Port UART0 - Grove 4 Digit 候補に出るGrove 4 Digitを選択
Display Multiple Characters 複数の文字列を受け取る
Pos 0 開始位置0の場合、一番左の桁から始まります
Count 4 Posから数えた表示桁数

 digitノードは設定はこのように設定します。

 設定が終わったら、前は温度データのfunctionノード、後ろはデバックノードにつなげてこちらで設定は完了です。

次のページ
センサー取得とデータ表示を試してみる

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この記事の著者

田中 正吾(Bluemix User Group)(タナカ セイゴ)

2004年よりフリーランスで活動。以後インタラクティブコンテンツ制作を主に関わる。最近はフロントエンドを中心にJavaScript開発制作・デジタルサイネージ制作・デバイス連携など行っています。ウォンバットが好きなのでWEBの力を注いで情報収集中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/9624 2016/09/21 14:00

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