今回紹介するのは「Wio Node」
こんにちは。dotstudio株式会社で、IoTや技術系の記事を編集しているエディターの榎本麗(@uraranbon)です。今回紹介するのは、中国のメーカー「Seeed Studio」が開発した、アプリから操作できるIoTデバイス「Wio Node」です。
こちらが今回紹介する「Wio Node」。ご覧の通りとても小さなデバイスです。開発ボードとlittleBits(磁石で電子回路をつなげられる、電子回路を楽しく学べるおもちゃ)の中間のようなデバイスです。
米サンフランシスコに拠点を構える、中国のメーカーで「Seeed Studio」が開発しています。
Wio Node
- 正式名称:Wio Node(うぃお のーど)
- 電源供給方法:USB給電
- バッテリー:非搭載
- 駆動電圧:3.3V
- サイズ:28mm x 28mm
- Wi-Fi:搭載
- Bluetooth:非搭載
- SoC(System On a Chip):ESP8266
Groveセンサーを繋げるだけで電子工作が可能
通常のセンサーよりも簡単に接続できる、Groveセンサーのポートが初めから搭載されています。余談ですが、実はこの「Grove規格」を作ったのはWio Node開発元の「Seeed Studio」なんです。
Wi-Fiへの接続が簡単
一般的なマイコンボードをネットワークに繋ぎたいときは、Wi-Fiドングルや有線LANが必要になり、初心者は戸惑う場合が多いです。しかし、Wio Nodeは、前回紹介したNefryと同様にESP8266を搭載しており、最初からWi-Fiに対応。そのため、そういったアイテムを用意しなくてもすぐに開発を始められます。
接続時間を抑えられることで、開発に集中できますね。
AndroidとiOSアプリから操作可能
Seeed Studioは開発専用のアプリ「Wio」を提供しています。このアプリでは、タップやドラッグ&ドロップといった視覚的な操作が可能です。
プログラミングやはんだ付けなどを行わずに開発ができるため、ハードウェアやソフトウェアの専門知識がなくてもすぐにデバイスを使い始められます。