Wio Nodeを実際に使ってみた
一通りの機能がわかったところで、実際に使うまでの流れを簡単に紹介します。
1. Wio Node用のアプリ「Wio」のダウンロード
2016年9月現在、Wio Nodeを開発できるアプリはAndroid(4.0.3以上向け)とiOS(8.0以上向け)でリリースされています。以下のリンクからダウンロードができます。
- Android – Google Play "Wio"
- iOS – Apple Store "Wio Link"(※「Wio Link」は別デバイス名なのですが、Wio Nodeも共通して使えます)
今回はAndroid版を利用して紹介します。
2. Wio Nodeとアプリの接続
まずはWio Nodeとアプリを繋ぎます。Wio Nodeの黒いボタンを4秒以上長押しし、自分のWio Nodeを探知します。
自分のWio Nodeを選択すると、W-Fiの設定ができます。Wio Nodeを接続したいものはここから選ぶことができます。
Wi-Fiの設定が終わったら、Wio Nodeの識別名を付けます。これでWio Nodeとアプリの接続は完了です!
3. モジュールを選択し、ファームウェアをアップデート
Wio Nodeに接続するモジュールを、画面下にある一覧からドラッグ&ドロップで配置します。今回はこちらのタッチセンサーを繋いでみました。
センサーを接続したところへ、アプリ上で「Analog Output」をドラッグします。そして、画面下の「Update Firmware」をタップします。ファームウェアが自動で更新されるので、終わるのを待ちましょう。
これで設定は完了です。
アプリ内で、実際にAPIが動くかを確認できます。タッチセンサーを触った状態で確認すると、数値が930に! しっかりと反応しています。
4. 準備完了&ハック開始
せっかくなので、「タッチしたらツイートする」という仕組みを作ってみたいと思います。Webサービス同士を連携できるサービス「IFTTT」で設定してみます。
IFTTTでは「(トリガー)をしたら(アクション)をする」ということを設定できます。ここでは、「Wio Nodeの数値が100よりも大きくなったら、Twitterにツイートする」というものを作ってみました。
トリガーはIFTTT上でWebサービス一覧から選べるのですが、Seeed Studio専用のチャンネルがあるためこれを選ぶだけでOKです。
ツイート内容はIFTTTが作ったものをそのまま使っています。さっそく、センサーをタッチしてしばらく待ってみました。
連携には時間がかかり、15分ほどかかってしまったのですが、無事ツイートされました! このように、Wio NodeとIFTTTを使えば、IoTなことを簡単に楽しむことができるでしょう。
おわりに
今回はタッチセンサーを使いましたが、Wio Nodeと繋げられるGrove規格のセンサーは数十種類ほど提供されています。光センサーや水センサー、室温度センサーといったベーシックなものもありますので、手始めにIoTに挑戦したい場合はオススメなデバイスと言えるでしょう。
アプリからIoTなことに挑戦できるデバイス「Wio Node」、ぜひあなたも触ってみませんか?