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IoT Starter Studio

プログラマブルなスマートIoT照明「Hue」でおうちハックにチャレンジしてみよう

IoT Starter Studio 第4回


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 本連載では、IoTハックに興味のある人に向けて、ハッカブルなIoTデバイスを紹介していきます。今回は、プログラマブルなスマートIoT照明「Hue」を活用しておうちハックにチャレンジします。

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 こんにちは、dotstudioで代表兼エンジニアをやっているのびすけ(@n0bisuke)です。

 モノとインターネットを繋げる「IoT」という言葉が度々話題に出るようになりました。しかし、実際にIoTの楽しさや便利さを感じられるのは自分の生活での不便さを解消したその瞬間だと僕は思っています。

 そんな今回は、おそらく全ての人が家で最も使うであろう「照明」をインターネットに繋げて便利にしてみたいと思います。

Philips Hueとは

 今回紹介するのは、Philipsが販売しているスマートIoT照明「Hue」です。現在は3種類のHueが発売されています。今回使う「シングルランプ 800lm」は一般的な電球と同じ大きさなので、家の電球と差し替えて利用できます。仕様は以下です。

  • サイズ:E26口金
  • 消費電力:10W
  • 明るさ:800lm
  • 重さ:186g

 すべてのHueの基本仕様は以下になります。

Hue

  • 正式名称:Hue(ひゅー)
  • ランプの種類:LED
  • 再現色数:1600万色以上
  • 通信方式:ブリッジと照明間はZigbee、外部デバイスとブリッジはWi-Fi

 「ブリッジ」と呼ばれる中継機とスマートフォンをWi-Fi経由で接続することで、スマートフォンから照明を点けたり色を変えたりすることができます。Hueにはこのブリッジが必要になりますが、別々に買うよりもスターターセットを購入するのがお得で手間も少ないです。現在手に入るのは「スターターセット v2」ですが、本記事では旧版の「スターターセット」を使用しています。

 日本では2014年6月に販売が開始され、「IoT」という言葉がメジャーになる前から世の中に出回っている商品です。今でこそ類似品をたくさん見かけますが、Hueがスマート照明の元祖と言っても過言ではないでしょう。

 Hueはもともと開発者向けに作られている製品ではありませんが、REST形式のAPIが用意されていて、開発者ページも用意されており、比較的容易にハックをおこなえます。

現在販売されている残りのHue

 今回使う一般的な電球タイプ「シングルランプ 800lm」以外にも、2種類のHueが発売されています。

置き型間接照明「Go」

  • サイズ:直径150mm x 高さ80mm
  • 消費電力:6W
  • 明るさ:300lm
  • 重さ:930g

 ポータブル置き型LEDランプです。設置場所を選ばずに使うことができます。

テープ状のLED照明「ライトリボン」

  • サイズ:長さ2000mm x 横幅12mm x 高さ3mm
  • 消費電力:20.5W
  • 明るさ:1600lm
  • 重さ:494g

 テーブ式になっており、壁や物に接着できます。33cmごとに切断マークが付いていて、切り離して使えます。

 ということで、一般的な電球タイプ「シングルランプ 800lm」を使い、セットアップから実際に使ってみるところまでをやってみます。ではさっそく始めましょう!

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この記事の著者

菅原のびすけ(dotstudio株式会社)(スガワラ ノビスケ)

 日本最大規模のIoTコミュニティ「IoTLT」主催。岩手県立大学大学院ソフトウェア情報学研究科を卒業後、株式会社LIGでWebエンジニアとして入社し、Web開発に携わる。2016年にdotstudio株式会社を立ち上げ、今はIoT領域を中心に活動している。JavaScript RoboticsコミュニティNodeBotsの主催や、IoTバックエンドサービスであるMilkcocoaのエバンジェリストとしても活動中。共著: 『JavaScriptでインタラクティブ3Dコンテンツを作ろう』 共著: 『現場のプロが教える WEBデザイン 新・スタンダードテクニック37』 共著: 『フロントエンドエンジニアのための現在とこれからの必須知識』twitter: @n0bisuke URL: dotstudioのプロフィールページ

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https://codezine.jp/article/detail/9683 2017/07/11 17:10

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