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サンプルコードで学ぶRuby on Rails 5実践入門

Rails 5の新機能概要紹介と環境構築

サンプルコードで学ぶRuby on Rails 5実践入門 第1回


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 Ruby on Rails 5.0(以降、Rails 5)の正式版がリリースされました。そこで本連載では、Rails 5の新機能や追加機能をサンプルアプリケーションの実装を通して紹介していきます。初回となる今回は、Rails 5の新機能の概要について紹介し、開発環境構築までを行います。

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はじめに

 Ruby on Railsは、オープンソースのRuby製Webアプリケーションフレームワーク(以降、フレームワーク)です。MVCアーキテクチャを採用し、

  • 「同じことを繰り返さない」(DRY)
  • 「設定より規約」(CoC)

 との基本理念で設計されています。その設計思想は、その他の言語で記述されたフレームワークにも大きな影響を与えています。

 Rails 5は、Rails 4までの基本的な設計思想を受け継ぎつつ、Ruby 2.2.2以上での動作を前提とするため、内部的には大きく書き換えられています。また、WebSocketによる双方向通信を可能とするAction Cableや、より軽量に動作するAPIモードなど目玉となる新機能が追加されています。

 本連載では、これらRails 5の新機能や追加機能を、サンプルアプリケーションを実装しながら紹介していきます。初回となる今回は、最初にRails 5の新機能や追加機能の概要を説明した後、Rails 5の前提となる開発環境を構築します。

対象読者

  • Rails以外のwebフレームワークの経験があり、Railsを初めて触る方
  • 最新のRailsで具体的にどんなことが実現できるのか知りたい方
  • 過去バージョンのRailsを触った経験があり、Rails 5でどう変わったか知りたい方

本連載で前提とする環境

  • MacBook Pro(OS X Yosemite)
  • Ruby 2.3.1
  • PostgreSQL 9.5.4
  • Redis(オンメモリKVS)

 基本的には、初回の本稿で後述する環境構築部分以外の実装はOSによらず共通するはずですので、Windowsの方は環境構築をWindows上で頑張って行うか、Dockerについての知見がある方であればこちらの記事あたりを参照し、環境構築を行ってください。

 オンメモリKVSであるRedisはAction Cableによる双方向通信を実現するために必要となります。

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 竹馬 力(チクバ ツトム)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田...

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