米Microsoftは、4月11日(現地時間)公開予定の「Windows 10 Creators Update」とともに、アプリケーション開発・実行環境「.NET Framework 4.7」をリリースする。
「.NET Framework 4.7」では、Windows Formsにおける高DPIアプリケーション開発に対応した。ただし、同バージョンにおける高DPI対応はまだ初期段階で、現段階では300%超のスケーリングでは十分な性能が得られない。また、システムDPI対応アプリケーションにおいて、300%スケーリング時にカレンダーコントロール、リストボックス、例外メッセージのレイアウトが崩れてしまう問題も解決されている。
さらに、DPI値が異なる複数のディスプレイ間での、アプリケーション・ウィンドウの移動をサポートするために、Control.OnDpiChangedBeforeParent、Control.OnDpiChangedAfterParent、Form.DPIChangedにも対応した。
その他の変更点としては、WPFにおけるWindows Ink Services Platform(WISP)のサポート、Hardware Security Module(HSM)のサポート、TLSバージョンのWindowsとの整合性の改善、Azure SQLデータベース接続時の信頼性の向上、楕円曲線暗号のサポートなどが行われている。
なお、「.NET Framework 4.7」のリリースに合わせて、.NET Frameworkに関するさまざまなドキュメントを閲覧できる「.NET Framework docs」も公開された。
【関連リンク】
・日本マイクロソフト
・.NET 開発
・「.NET Framework docs」(英語)
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