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IoT Starter Studio

USBケーブル1本で組み込みLinuxにトライ! 「BeagleBone Green」でセンシングしてみよう

IoT Starter Studio 第20回

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試してみる

 今回はBeagleBone Greenと加速度センサを使ってセンシングに挑戦してみます。以下の4ステップで紹介します。

  1. BeagleBone Greenのセットアップ
  2. SSHでログインする
  3. センサを接続してスクリプトを書いてみよう
  4. スクリプトを実行しよう

筆者の環境

  • MacBook Pro(13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)
  • macOS Sierra version 10.12.5
  • 仮想端末(Terminal):zsh 5.3.1 & byobu 5.116(tmux 2.5)

用意するもの

BeagleBone Greenのセットアップ

 まずは早速、何も考えずにパソコンとBeagleBone Greenを接続してしまいましょう。筆者の環境では、パソコン(MacBook Pro)本体にはUSB-C端子しかないため、ハブを経由して接続しています。従来のUSB端子を備えたパソコンであれば、そのままパソコン本体と直接接続します。

 接続してしばらく待つと、「BEAGLEBONE」と書かれたUSBドライブが認識されるので、それを開きます。

 中にはいくつかファイルがありますが、「START.htm」と書かれたファイルをダブルクリックしてブラウザで開きます。

 開くと、英語で書かれた「Getting Started」ページが表示されます。ここで解説されている3段階のステップのうち、「Step #1」の「接続」はクリアしました。

 「Step #2」と書かれている項目の下に、OSとドライバの対応表があります。自身のパソコンのOSに対応した「Network」と「Serial」をクリックしてインストーラをダウンロードし、それぞれインストールします。

 「macOS Sierra」の場合、この表にあるドライバは古いため正常に動作しません。以下のリンクからドライバをダウンロード・インストールしてください(バージョンはすべて執筆時点のものです)。

 2つのファイルがインストールできたら、そのままパソコンを一旦再起動させてください。次に、ブラウザのURL欄に「http://192.168.7.2」と打ち込んでアクセスしてみましょう(先ほど開いた「START.htm」の「Step #3」の直下のリンクと同様です)。

 上記のような画面が表示され、「Your board is connected!」と書かれていれば、接続は成功です。

SSHでログインする

 ブラウザでBeagleBone Greenの接続が確認できたら、macOSに標準でインストールされているTerminalを立ち上げ、ssh root@192.168.7.2と入力しEnterを押します。最初の1度だけ(yes/no)?と聞かれるので、yesと入力してEnterを押します。

 いくつか文字列が出てきたあと、最後にroot@beaglebone:~#という文字列が表示されればログインは成功です!

次のページ
センサを接続してスクリプトを書いてみよう

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この記事の著者

うこ(dotstudio株式会社)(ウコ)

 ハードウェアの試作からバックエンドシステム設計まで幅広く手がけるエンジニア。ヒトとテクノロジーの融和をモノづくりを通して表現することを目指し日々活動している。dotstudio株式会社で様々なエンジニアリング業務に携わりつつ、駆け出しの研究者としてヒトの知能と身体の関係を明らかにする研究にも取り組んでいる。 Twitter:@harmoniko URL:dotstudio株式会社

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/10293 2017/07/27 14:00

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