試してみる
今回はBeagleBone Greenと加速度センサを使ってセンシングに挑戦してみます。以下の4ステップで紹介します。
- BeagleBone Greenのセットアップ
- SSHでログインする
- センサを接続してスクリプトを書いてみよう
- スクリプトを実行しよう
筆者の環境
- MacBook Pro(13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)
- macOS Sierra version 10.12.5
- 仮想端末(Terminal):zsh 5.3.1 & byobu 5.116(tmux 2.5)
用意するもの
- BeagleBone Green
- USB microBケーブル
- Grove 3軸加速度センサ(±16g)(型番:SKU 101020054)
BeagleBone Greenのセットアップ
まずは早速、何も考えずにパソコンとBeagleBone Greenを接続してしまいましょう。筆者の環境では、パソコン(MacBook Pro)本体にはUSB-C端子しかないため、ハブを経由して接続しています。従来のUSB端子を備えたパソコンであれば、そのままパソコン本体と直接接続します。
接続してしばらく待つと、「BEAGLEBONE」と書かれたUSBドライブが認識されるので、それを開きます。
中にはいくつかファイルがありますが、「START.htm」と書かれたファイルをダブルクリックしてブラウザで開きます。
開くと、英語で書かれた「Getting Started」ページが表示されます。ここで解説されている3段階のステップのうち、「Step #1」の「接続」はクリアしました。
「Step #2」と書かれている項目の下に、OSとドライバの対応表があります。自身のパソコンのOSに対応した「Network」と「Serial」をクリックしてインストーラをダウンロードし、それぞれインストールします。
「macOS Sierra」の場合、この表にあるドライバは古いため正常に動作しません。以下のリンクからドライバをダウンロード・インストールしてください(バージョンはすべて執筆時点のものです)。
- Networkドライバ - 「HoRNDIS-rel8.pkg (78985 bytes)」をクリック
- Serialドライバ - 「Mac OS X 10.9 and above」の列中にある「2.4.2」をクリック
2つのファイルがインストールできたら、そのままパソコンを一旦再起動させてください。次に、ブラウザのURL欄に「http://192.168.7.2」と打ち込んでアクセスしてみましょう(先ほど開いた「START.htm」の「Step #3」の直下のリンクと同様です)。
上記のような画面が表示され、「Your board is connected!」と書かれていれば、接続は成功です。
SSHでログインする
ブラウザでBeagleBone Greenの接続が確認できたら、macOSに標準でインストールされているTerminalを立ち上げ、ssh root@192.168.7.2
と入力しEnterを押します。最初の1度だけ(yes/no)?
と聞かれるので、yes
と入力してEnterを押します。
いくつか文字列が出てきたあと、最後にroot@beaglebone:~#
という文字列が表示されればログインは成功です!