連載最終回にあたって
今回で本連載は最終回となりました。最後にRails 5の歴史を振り返っておきます。
Rails 5リリースと本連載
Rails 5.0の正式リリースは2016年6月30日でした。本連載第1回が掲載されたのが正式リリースから約4カ月後の2016年11月4日です。その後、フロントエンド環境が大きく刷新されたRails 5.1の正式リリースは2017年4月27日でした。フロントエンド環境について触れた連載第6回が掲載されたのがRails 5.1正式リリース前日の2017年4月26日です。
最終回執筆時点での最新版は2017年6月26日にリリースされたRails 5.1.2です。
なおRails 5.2では、AWSやGCSなどのクラウドストレージへのアクセスをActive Recordを通じて実現するActive Storageがリリースされる予定です。
Railsへの期待感
振り返ってみると、月イチの連載ペースではキャッチアップできないほど、Railsは変化のスピードが速い印象です。活発に進化を遂げるRailsは次々と便利な機能が追加されており、開発者に最新のバージョンに追随するモチベーションを提供してくれます。
SPA(Single Page Application)の台頭でWebアプリケーションの王道だったMVCフレームワークの必要性が揺らぐ中にあっても、RailsはWebアプリケーションフレームワークとしての存在感は健在です。
開発者を驚かせる便利な機能を提供し続けてくれる、という期待を持つことができるRailsにこれからも注目したいと思います。
本連載にお付き合いいただいた読者の皆さま、ありがとうございました。