SQL分析結果のグラフ化
データソースの準備ができたので、次はデータの可視化です。まずSQLでクエリを作成し、クエリ結果をもとにグラフを作成します。
クエリを作る
クエリは基本的に次の手順で作成します。
- ヘッダの[Queries]⇒[New Query]から新規クエリを作成する
- 「Data Source」に先ほど設定したデータソース「Codezine」がセットされていることを確認する
- 入力フォームにSQLを記述する。
- Executeボタンを押しクエリを実行する
まずは簡単なSQLが実行できることを確認します。select * from sales_history order by date desc;
を実行してみます。
下図のようにテーブルが取得できれば成功です。
次に、以前の記事(SQLでバスケット分析と時系列分析を用いたデータ解析に挑戦する)で紹介した時系列分析のSQLを実行してみましょう。
SQLは以下の通りです。
select date, sum(price) as amount_price, avg(sum(price)) over ( order by date rows between 6 preceding and current row ) as moving_average from sales_history group by date order by date ;
下図のようにテーブルが取得できれば成功です。
クエリ結果のテーブルが、SQLをシェルなどコマンドラインから実行したものと同じ結果になることに注意してください。
クエリは保存することができます。クエリにはタイトルや概要文が設定できるので設定しておきましょう。
グラフ化する
次は取得したクエリ結果をグラフにしていきましょう。[+NEW VISUALIZATION]ボタンを押すと、グラフ設定ツールの「VisualizationEditor」に切り替わります。
GUIに従って、グラフの種類、横軸と縦軸に表示する値などを選択します。
横軸にdate(日付)、縦軸にはmoving_average(移動平均)、amount_price(合計金額)を選びます。
結果は下図の通りです。
以前の記事では、グラフはExcelで作成したものを利用しました。今回も全く同じグラフが得られています。
ダッシュボードの作成
ダッシュボードを作ることで複数のグラフをまとめて閲覧することができます。
新しいダッシュボードはヘッダメニューの[Dashboad]⇒[New Dashboad]から作成します。
ダッシュボード名を入力するとまっさらなダッシュボード画面に切り替わります。
右上アイコンのメニューから[Add Widget]を選び、先ほど保存したクエリのタイトルで検索すると、選択肢に表示されます。
あとはGUIに従って任意のグラフを選び、ダッシュボード上に追加していきましょう。