OpenStack Summitとは
OpenStack Summitとは、OpenStack Foundationが年2回開催する世界最大のOpenStackイベントです。2010年にはじまり、今回のベルリンは、2016年のバルセロナ(スペイン)に続き、ヨーロッパで3回目の開催となります。
OpenStackは開発がはじまった2010年から目まぐるしいスピードで新しい機能を追加しており、本イベントもそうした機能の紹介やユースケースが中心となっていましたが、8年以上の歳月を経てOpenStack自体も成熟し、コンテナやCI/CDなどOpenStackだけでなく、クラウド基盤全体をどのように構築しどのように運用していくか、といったセッションが増えてきました。
こうした状況も踏まえて、「OpenStack Summit」は「Open Infrastructure Summit」へと名称を変更し、OpenStackを軸により幅広くオープンなクラウド基盤を扱うイベントへと生まれ変わります。第1回の「OpenStack Summit」から参加してきた著者としては、少し寂しい気持ちもありますが、本変更によりOpenStackエコシステムがより強化されると信じています。
下記の写真は、OpenStack Summitのスポンサー企業を紹介するボードです。OpenStackを中心としたエコシステムが形成され、本イベントにも50社を超えるスポンサーが名を連ねています。著者が所属しているNTTデータもコーヒースポンサーとなっています。日本からはNTTドコモ、KDDI、Yahoo! JapanなどからOpenStackに関する取り組みについて発表があり、日本からの参加者は40名ほどでした。