メルカリは、同社の研究開発組織「mercari R4D」と国立情報学研究所を通じて、大学など公的な研究機関(学術研究機関)向けに、メルカリが運営するスマートフォン向けフリーマーケットアプリ「メルカリ」に登録されたデータ(メルカリデータセット)を、9月1日に無償公開した。個人を特定する情報や非公開情報は含まれていない。
具体的なデータの内容は以下の通り。
- アプリ上に公開されている商品データ(出品状態、商品名、商品の説明、販売価格、カテゴリ、商品の状態、サイズ、ブランド、送料の負担、発送の方法、発送元の地域、発送にかかる日数、いいね!の数、コメントの数、出品日時、更新日時)
- 各商品ページにて公開されているコメントデータ
- 各商品ページにて公開されている画像データ(対象全商品のサムネイル画像/1週間分のオリジナル画像)
現時点では、2020年1月~12月に出品された商品が対象となっており、データは随時更新を予定している。
なお、同データセットは大学および公的研究機関の研究者を対象として提供されており、民間企業などでは利用できない。また、利用目的は情報学に関連する学術研究に限られる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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