見て・触れて・学ぶ「デベロッパーラウンジ」、IoTや機械学習体験も
AWS Summitでは180もの展示コンテンツが予定されている。会場は、ホール5から8までを使った広いエリアが用意されている。展示というとAWSまたはパートナーのプロダクト紹介というイメージがあるものの、それだけではない。エンジニアの学びのために楽しめる空間もあり、リアルならではの交流も楽しめる。
展示エリアにあるエンジニア向け企画として挙げられるのが、「Developer Lounge」内の「builders.flash EXPO」「クラウド開発ミニセッション」「Community Kiosk」である。
Developer LoungeはAWS Summit初の試みとなる。本展示の企画に携わるシニア IoT スペシャリストソリューションアーキテクト 三平悠磨氏は「まだAWSを触ったことのない初心者のエンジニアの方から、既にAWSをも活用いただいているようなエンジニアの方まで、楽しみながらクラウド開発について学べるような展示」と語る。
Developer Loungeの中でも目玉となるのが、builders.flash EXPOのガジェットを使った展示だ。Raspberry PiやM5Stackなどの簡単に手に入る定番のデバイスにAWSサービスを組み合わせたガジェットが多数展示されている。例えば、クラウド経由でリモート操作できる小さなコミュニケーションロボット、戦隊ヒーローの変身ポーズがどれだけ決まっているかをモーションデータを用いた機械学習で判定する変身ベルトなど、楽しみながらAWSサービスを組み込んだガジェットを触ることができる。
大抵のガジェットの作り方やサービスの実装方法は全て手順が公開されているので、初心者でもその通りに作業することで、実装ができる。自分の手で作ることを体験すると、IoTや機械学習などでいろんな発見があり、これからのヒントになるだろう。
Community Kioskは、AWSコミュニティに参加しているユーザーが交流する場となる。AWSはコミュニティもすごく活発だ。コミュニティで活躍しているユーザーに直接会い、話しをすることでいろんな刺激をもらえるだろう。
なお、6月には開発者向けカンファレンス「AWS Dev Day」が予定されている。Developer Loungeでは、連動企画としてクラウド開発ミニセッションがあり、人気の高い技術領域のミニセッションやトークが開催される予定だ。他のエンジニアが何に注目しているかを肌で知るというのも面白い。また、ミニセッションの内容についてスピーカーに質問することもできるので、この機会に最新の技術領域について質問してみるといいだろう。
三平氏は「私もAWS入社前はソフトウェアエンジニアとして開発していました。エンジニアの皆さまは日々設計、開発、運用で忙しい日々を送っていると思います。そのなかでAWS Summitへ足を運ぶことにより、開発の学びや新しいヒントを得られると思います。ぜひ自分自身への投資としてAWS Summitへお越しください。そしてデベロッパーラウンジでは何でも質問してください。できる限り相談にのりますので」と話す。