エンジニアの自由な研究・開発を実現する「AKKODiS innovation Lab」
人財育成への投資を加速させる中、全面改装された本社オフィスで、2023年8月から本格的な稼働を開始したのが、オープンな研究・開発を目的とした「AKKODiS innovation Lab」だ。
前田氏は、「大きな会社ほど、セキュリティやガバナンスなどの関係でなかなか新しい技術を導入することが難しい。そこで、エンジニアが最先端技術に触れながら検証・研究を行い、モックやプロトタイプなどを開発・実装できる場をつくりたかった。ここでの経験を得ながら、AKKODiSのエキスパートとしてスキルを高めてもらいたい」と語り、「その中から顧客企業に有効な提供価値を見い出していく」と強調した。
「AKKODiS innovation Lab」では、Labの運営に関わる技術戦略室の「執務室」、チャットGPTや地方創生事業など実施中のプロジェクトなどに関する「展示エリア」、来場者へのドリンクサービスや社内イベントでバーとしても利用される「ラボカフェ」、中央フロアには別名“ワイガヤ”と呼ばれる「共創空間」ではステージやスクリーンなども設けられ、その奥には「コワーキングスペース」なども備えている。
なお、AKKODiSでは、前述したような「①コンサルティング」「②システム・ソリューション開発」「③社員のリスキリング」「④テクノロジー人財の派遣」の4事業をそれぞれ拡大しており、社員が活躍できるフィールドが広く、さまざまなキャリアパスが描けるという。現在は採用活動などに携わる國司氏も、「もとはエンジニアから営業と経て、現在のキャリアを築いてきた。学び、活躍して、さらに学ぶというサイクルの中で、自分らしいキャリアパスが持てる環境」と語った。
さらに同社は「天王洲トレーニングセンター」やリモートで操作できる環境も提供し、エンジニアはじめ社員の試行錯誤や挑戦をサポート。そこで生まれた価値を顧客へと還元していくという。