米Oracleと米Microsoftは、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)上で実行され、Microsoft Azureに展開されたOracle Databaseサービスに直接アクセスできる「Oracle Database@Azure」を、9月14日(現地時間)に発表した。
OracleとMicrosoft、Oracle DatabaseサービスのMicrosoft Azureでの提供を可能にする「Oracle Database@Azure」を発表
Oracle Database@Azureでは、OCI上で実行されるOracle Databaseのすべてのパフォーマンス、スケール、ワークロード可用性における利点を、Azureのセキュリティ、柔軟性、クラス最高のサービスとともに提供する。
Oracle Database@Azureの導入によって、OracleとMicrosoftそれぞれの顧客は、IT環境を最新にすることが可能になるとともに、Azureにおけるインフラストラクチャ、ツール、サービスを活用できるようになる。導入によるおもなメリットは以下の通り。
- Oracle Databaseのクラウド移行のためのオプションの増加
- Oracle Databaseのパフォーマンス、スケール、可用性、機能と価格の同等性
- Azure内の単一のオペレーティング環境(データセンタ)のシンプルさ、セキュリティ、レイテンシ
- Azureにおけるクラス最高のAIサービスを含む、OCIおよびAzureテクノロジの使用による新たなクラウドネイティブアプリケーションの構築
- クラウドにおいて信頼度の高い、OracleとMicrosoftによってテストおよびサポートされているアーキテクチャの保証
今回の、OracleとMicrosoftのパートナーシップ拡大によって、ユーザーはOracle Exadata Databaseサービス、Oracle Autonomous Databaseサービス、Oracle Real Application Clustersのサポートを含む、フルマネージドのOracle Databaseサービスを、すべて単一のデータセンタ内でAzureサービスにて展開できるようになる。
あわせて両社は、購入と契約のプロセスを大幅に簡素化し、Azure MarketplaceでのOracle Database@Azure購入が可能になる。また、Bring Your Own LicenseやOracle Support Rewardsプログラムといった、既存のOracle Databaseライセンスにおける特典も利用できる。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です