GUIの作成とC1Ribbonコンポーネントの設定 2
タブの作成
今度は、タブにコマンドを実行するコントロールを追加します。このプログラムに組み込んだコントロールの、すべてのコントロールの組み込み手順を説明しているときりがありませんので、ボタンを組み込む方法を例に紹介します。後は、同じような方法で行えます。
1.
タブには、1つだけ「Group」が組み込まれています。Visual Studioのコントロールで言う「GroupBox」と同じ働きで、コントロール群を機能ごとにまとめたり整理するのに使用します。デフォルトでタイトルが「Group」になっているので、これをクリックして「ホーム」に変更します。
なお、C1RibbonコンポーネントではすべてのコントロールでTextプロパティをフォームデザイナ上で編集できる「インライン編集」機能を持っています。
2.
グループをクリックすると編集用のツールバーが表示されるので、「アクション」から「ボタンの追加」を選びます。
このように、組み込みたいコントロールは、すべてここから選びます。

3.
追加されたボタンは、「RibbonButton」オブジェクトとしてプロパティウィンドウで各設定を行うことができます。
画像の設定では、アプリケーションメニューと同じように、リストからアイコンを選ぶか[インポート]ボタンで他のイメージファイルを使用できます。
ボタンの文字を画像の横か下のどちらに配置するのかは、TextImageRelationプロパティで設定します。

ここでは、[編集]タブに[コピー][貼り付け]ボタンを、[ホーム]タブにフォントの色を選ぶカラーピッカーと、文字サイズを入力するエディットボックス、フォントを選ぶフォントコンボボックスを配置しています。
カラーピッカーは色を選ぶダイアログボックスを表示する機能が組み込まれており、フォントコンボボックスはコンピュータにインストールされているフォントの一覧を自動的に作成する機能が組み込まれているので、配置するだけですぐにこれらの機能を使うことができます。