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課題解決のアイデアを開発、そして社会実装へ──「都知事杯オープンデータ・ハッカソン」の魅力をチェック

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「都知事杯オープンデータ・ハッカソン」の特徴は?

──プログラムは、どのような流れで進められますか?

 「アイデアソン」「ハッカソン」「発表」「審査」「社会実装」「成果発表」など、さまざまなプログラムで構成されています。 

アイデアソン

 キックオフイベントからハッカソンまでの期間内にチームビルディングを行い、開発するプロトタイプ(ビジュアライズ部門はビジュアライズ作品、アイデア提案部門はアイデア)などを検討する場としてアイデアソンを計4回予定しています。個人でエントリーする方々を中心に、ぜひご参加いただきたいです。特に8月7日に予定している2回目のアイデアソンでは、行政の現場が抱える課題について担当職員とともに解決策を検討する場を設けます。

ハッカソン

 8月24〜25日の2日間で、オープンデータを活⽤したデジタルサービスのプロトタイプなどを作成していただきます。ハッカソンでもアイデアソンに引き続き、必要に応じてチームビルディングの機会を設ける予定です。

First Stage(一次審査)

 8月29〜31日の3日間で、ハッカソン期間中に作成したプロトタイプなどのプレゼンテーションを行っていただきます。当日は1チーム当たり30分程度のお時間をいただく予定です。プレゼンテーションの模様は収録され、その後の動画審査により、サービス開発部門18作品、ビジュアライズ部門3作品、アイデア提案部門3作品の計24作品が選出されます。

Final Stage(最終審査)・表彰式

 First Stageで選出された24作品の中からプレゼンテーション大会を実施し、最優秀賞(都知事杯を贈呈)をはじめ、以下の9つの賞の受賞者を決定します。

  • 都知事杯(最優秀賞)
  • オーディエンス賞(一般視聴者賞)
  • 部門賞
    • サービス開発部門賞
    • ビジュアライズ部門賞
    • アイデア提案部門賞
  • 審査委員特別賞
    • 行政課題解決賞
    • 技術賞
    • ビジネス賞
    • サービスデザイン賞

 また、Final Stageに進出した全チームを対象にオープンバッジを授与する予定です。

サービス実装支援

 Final Stage進出の18作品の開発チームに対して、年度末までのリリースを⽬指し、 隔週実施のメンタリングやビジネスマッチングの支援など「実装⽀援プログラム」を提供します。今年度は新たに一般財団法人GovTech(ガブテック)東京と連携し、実装後の作品に対しても、行政での採用を目指した技術検証などの助言窓口を用意する予定です。

Demo Day(成果発表会)

 サービス実装までの活動の集大成を発表いただく場です。プログラムを通して出来上がったサービスの紹介などを⾏います。 

 以上が主要なプログラムの流れです。開催期間中は、参加者同士、または参加者と事務局との間でコミュニケーションを図る仕組みも用意しています。

 サービス実装まで約5カ月の長期に渡るので、実装支援プログラムや、チーム内でのディスカッションを通してアイデアをブラッシュアップし、サービスの質を高めていただけるのではと考えています。

──本プログラムには、どのような特色がありますか?

 今年で4回目を迎える本イベントは毎年、参加者の皆さまからのフィードバックをもとに改善を重ねています。今年度も昨年のファイナリストの方々との意見交換を踏まえて、3つの新しい取り組みを開始します。

 まず1つ目は、行政とのコラボレーションの推進です。これまでは参加者に自由に課題を設定していただいていましたが、今年からはそれに加え、東京都から具体的な行政課題を提示し、それに対するソリューションも募集することにしました。より実践的な解決策の創出を期待しています。

 2つ目は、データの可視化分析を競う「ビジュアライズ部門」の新設です。前回のハッカソンでも多くの素晴らしい可視化分析の提案をいただきました。今年度はビジュアライズ部門を設けることで、日頃から統計データや地理空間データの活用に関心を持っている方にもぜひ応募していただきたいと考えています。

 3つ目は、実装に向けた支援の強化です。東京都や区市町村などのデジタル化などを推進するGovTech東京と連携し、新サービスの創出や普及の支援を行います。

 また、東京都のオープンデータカタログサイトのデータとあわせて、企業や団体が公開しているデータも組み合わせて活用することができます。さまざまなデータを組み合わせることで、参加者の皆さまと共に新たな提案を生み出していきたいです。

──審査委員には、どのような方が参加されますか?

 東京都及びGovTech東京から3名、民間から3名の計6名で審査を行う予定です。

 (以下、画像左から順番に五十音順で掲載)

  •  一般財団法人GovTech東京 業務執行理事 井原 正博氏
  •  株式会社ウィズグループ 代表取締役 CEO&Founder 奥田 浩美氏
  •  日本アイ・ビー・エム株式会社 テクノロジー事業本部 カスタマーサクセス部長 戸倉 彩氏
  •  東京都副知事 宮坂 学氏
  •  東京都デジタルサービス局 局長 山田 忠輝氏
  •  東京大学大学院 情報学環 教授 渡邉 英徳氏

 行政側の視点のみならず、オープンデータや官民共創に精通する専門家の視点も取り入れて、公平性を確保した審査を行う体制を整えています。

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今年、参加者に期待するアイデアとは?

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