Windows上のSNMPマネージャの設定
7.9 TWSNMPの設定
最後に、Windows上で動作するSNMPマネージャであるTWSNMPを使った、拡張MIBの操作及び独自監視項目の取得方法について記述します。
- メニューから、SNMP管理(M)~SNMPツール(D)を実行し、画面内の追加ボタン押下、保存場所からMATSU-TEST-MIB.txtを読み込んでください。
- get-requestの方法は今までと同じで、画面上のノードアイコンを選択した状態で、SNMP管理(M)~SNMPブラウザ(M)を実行し、追加ボタンを押下するとMIBツリーが出力されるので、そこで matsutest が enterprises の下に居る事が確認できます。
- matsutestを選択して選択ボタン押下後、実行ボタン押下すると、監視項目の値が出力されます。
- set-requestの方法は、画面上のノードアイコンを選択した状態で、SNMP管理(M)~SNMP設定(S)を実行し、MIBツリーボタンを押下し、例えばmtuTimerを選択します。"状況"にチェックを入れ、"変更値"に1を入力、設定(SET)ボタン押下します。
- すると画面上の現在値に"on(1)"が設定されます。
- 30秒後、TWSNMP上でTrapの受信を確認できます。
TWSNMPには大変詳しいヘルプファイル([ヘルプ]-[マニュアル表示])がありますので、更に詳細な使用方法についてはそちらを参考にして下さい。
7.10 終わりに
独自監視項目の追加作業は以上になります。個人的な感想としてはとても複雑だと思いますが、いかがでしょうか。
しかし、net-snmpを使ってより詳細に特定の項目を監視することができるようになることは、それだけ貴重なデータの収集ができることであり、さまざまな面で大きな武器になると思われます。
次回はSNMPv3およびそれ以外の項目について述べる予定です。