進捗管理と言えばExcelかMicrosoft Project
「毎回VSを立ち上げて作業するのは面倒」「見るくらいはExcelかMicrosoft Projectでできればいいのに」という方のために、Excel、Microsoft Projectとの連携機能があります。さっそく使ってみましょう。まず前準備として使用する環境にTeam Explorerをインストールしておいてください。なお、Team ExplorerはVSがなくてもインストールすることができますし、Team Explorerをインストールすることで、ExcelやMicrosoft Projectで利用可能なアドインが同時に追加されます。
Microsoft Projectから使ってみよう
まず、Microsoft Projectから作業項目を使用してみます。
- Microsoft Projectを立ち上げて[チーム]-[プロジェクトの選択]で、対象のチームプロジェクトを選択
- [作業項目の取得]を選択し(図7)、「作業項目の取得」画面でクエリを使用して作業項目の一覧を取得(図8)
- 取得したい作業項目をチェックして[OK](図8)
これで図9のように作業項目をMicrosoft Projectに取得することができました。実績作業や残存作業も入力されますが、これは作業項目の「実績作業」、「残存作業」「基準作業」から値を取得しています。
Excelから使ってみよう
次に、Excelから作業項目を使用してみます。
- Excelを立ち上げて[チーム]-[新しい一覧](2007では[アドイン]-[新しい一覧])でチームプロジェクトを選択して[OK]
- [新しい一覧]画面で検索クエリを選択して作業項目の一覧を取得(図10)
これで図10のように作業項目をExcelに取得することができました。Microsoft Projectとよく似ていますよね。Microsoft Projectでは表示できる項目は決まっているのですが、Excelでは[列の選択]画面から作業項目の任意の項目をExcel上に取得することができます(図11、12)。また、Microsoft Project、Excelともに作業項目の編集もできますので、VSを使用しないマネージャー職の人間でも作業項目を使用できます。