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現役エンジニア直伝! 「現場」で使えるコンポーネント活用術(InputMan)

日本を知り尽くした入力支援コンポーネントの真髄!
「InputMan for Windows Forms」徹底解説

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PlusPakコントロール

 InputManをインストールしてライセンスアクティベートしておけば、トライアル版のPlusPakの一部のコントロールもアクティベート状態になります(図7)。以降では、PlusPakのコントロールの中からいくつかの概要と、活用方法を紹介したいと思います。

図7 PlusPakのカレンダー(サンプルソース内「CZ0907PlusPak」参照)
図7 PlusPakのカレンダー(サンプルソース内「CZ0907PlusPak」参照)

GcCalendarコントール

 カレンダーを見ながら日付を決定するという作業は、意外と多いものです。そのようなときに活躍するのがカレンダーコントロールです。「GcCalenderコントロール」は、次の点で標準コントロール(MonthCalenderコントロール)よりも機能が向上しています。

  • 和暦対応
  • 六曜表示
  • 表示サイズがAutoSizeと任意サイズに対応
  • 月単位と年単位の切り替えUIに対応(図7のタイトルバーにある四角マーク)

 「いまどき六曜なんて使っているの?」と思う人もいるかもしれませんが、冠婚葬祭や宝くじの売上げなど「大安」や「仏滅」などの六曜が知りたい場合は意外と多いのですが、通常のコントロールでは対応していません。卓上カレンダーを見ながら日付を入力しなくても済むので、非常にありがたいコントロールです。

GcFunctionKeyコントロール

 PlusPakには、ファンクションキーを使うUIが作りやすくなる「GcFunctionKeyコントロール」があります。このGcFunctionKeyコントロールもInputManをアクティベートすれば、無償で使えるようになります。

リスト2 FunctionKeyDownイベント
Private Sub GcFunctionKey1_FunctionKeyDown(ByVal sender As System.Object, _
                                           ByVal e As System.Windows.Forms.KeyEventArgs) _
                                           Handles GcFunctionKey1.FunctionKeyDown
    Select Case e.KeyData
        Case Keys.F3
            MessageBox.Show("F3")
        Case Keys.F5
            MessageBox.Show("F5")
    End Select
End Sub

 GcFunctionKeyコントロールをフォームに貼っておけば、フォーム上の他のコントロールにフォーカスがあってもファンクションキーを押したときにFunctionKeyDownイベントが発生します。

 しかもGcFunctionKeyコントロールはファンクションキーだけでなく、その他のキーを押したときもFunctionKeyDownイベントで処理ができます。

図8 GcFunctionKeyコントロールを使って作成したUIの一例
図8 GcFunctionKeyコントロールを使って作成したUIの一例

 フォームの端にButtonコントロールを並べて貼る代わりに、GcFunctionKeyコントロールでシンプルな画面デザインにするのもよいかもしれません。ただし、Buttonコントロールであればボタンごとにイベントは分かれているので、処理分けのif文が不要な分だけコードはシンプルになります。

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この記事の著者

初音玲(ハツネアキラ)

 国内SIerのSEでパッケージ製品開発を主に行っており、最近は、空間認識や音声認識などを応用した製品を手掛けています。 個人的には、仕事の内容をさらに拡張したHoloLensなどのMRを中心に活動しています。 Microsoft MVP for Windows Development ブログ:http://hatsune.hatenablog.jp/

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/4205 2009/07/27 14:00

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