SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Webアプリケーションフレームワーク「Catalyst」入門

初めてのCatalyst入門(5)
フロー制御とChainedアクション

アクションから別のアクションを呼び出す

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 本連載では、Perlで実装されたWebアプリケーションフレームワークであるCatalystについて、基本的な仕組みや実装方法などをサンプルを交えて紹介していきます。第5回目の今回は、コントローラ編の最後として、アクションから別のアクションを呼び出すフロー制御と、第3回で紹介したChainedアクションについて、サンプルを交えて説明します。

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

はじめに

 前回では、主にリクエストパラメータの扱い方について説明しました。クライアントからデータを受け取る方法には、リクエストパラメータ以外にもパスに含める方法がありますが、特に日本語文字列を扱う場合には内部で扱う文字コードとクライアントとやりとりする文字コードをよく考えて設計する必要があります。本記事では、これまで2回に渡って説明してきたコントローラ編の最後として、アクションから別のアクションを呼び出すフロー制御について説明します。

 また、第3回で簡単に紹介したChainedアクションについてもサンプルを交えて説明していきます。

対象読者

  • Perlで簡単なスクリプトを作成したことのある方
  • Webアプリケーションの基本的な仕組み(HTTPリクエスト、レスポンスなど)についての知識のある方

これまでの連載

必要な環境

 本連載で紹介するサンプルなどで実行している環境は次の通りです。

CentOS 5.3
  • Perl 5.8.9
  • Catalyst 5.80013

 また、動作確認を行ったWindowsの環境は次の通りです。

Windows Vista
  • ActivePerl 5.8.9 Build 826
  • Catalyst 5.80011

フロー制御

 アプリケーションで共通する処理などをメソッドとして定義することもできますが、プライベートアクションとして定義した場合には、forwardなどのフロー制御用メソッドを利用して呼び出すことができます。これらのメソッドはCatalystで定義されており、forward以外に、detachvisitgoがあります。

 例えばforwardを使用してアクションを呼び出すようにすると、コンテキストが自動的に渡される、例外処理ができるようになる、などのメリットがあります。

 フロー制御用メソッドには次のものがあります。

フロー制御用メソッド
メソッド名 概要
forward 指定したアクションを実行し、呼び出し元に戻る
detach 指定したアクションを実行するが、呼び出し元には戻らない
visit begin、autoを含めて指定したアクションを実行し、呼び出し元に戻る
go begin、autoを含めて指定したアクションを実行するが、呼び出し元には戻らない
forward/detach/visit/goの処理の流れ
forward/detach/visit/goの処理の流れ

 forwarddetachメソッドでは指定したアクションだけが実行されますが、visitgoメソッドでは、beginautoなどの組み込みアクションも(定義されていれば)含めて、新規リクエストであるかのように実行されます。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
forwardとdetach

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Webアプリケーションフレームワーク「Catalyst」入門連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 花田 善仁(ハナダ ヨシヒト)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/4626 2009/12/29 14:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング