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Microsoft Robotics Developer Studio 2008 入門

Robotics Developer Studioでサービスプログラミング

Microsoft Robotics Developer Studio 2008 入門(4)

1. コントラクト

 リスト1ではサービスのコントラクトを定義しています。コントラクトとはサービスの機能説明が記述されているファイルで、ユニークな文字列によりサービスを特定するIDとして利用できます。RDS 2008 R2 Express Editionにおいて、新規プロジェクトを作成すると、schemas.tempuri.org以下に実行年月(例:2009/10)とサービス名(例:dssservice1)が自動で割り当てられます。サービスをインターネット上に公開する場合はschemas.tempuri.orgの部分を適宜変更してください。本稿ではサービスの公開については取り扱わないため、このまま使用します。

[リスト1]コントラクトの定義
public sealed class Contract
{
/// <summary>
/// DSS contract identifer for DSSService1
/// </summary>
    [DataMember]
    public const string Identifier = "http://schemas.tempuri.org/2009/10/dssservice1.html";
}

2. ステート(状態)

 リスト2ではサービスの状態を定義しています。コントラクトの定義方法の一つであるデータ・コントラクトを用い、クラス名に[DataContract]属性を、プロパティに[DataMember]属性を付加します。サービスの状態とは例えば、ロボットのモーターの回転角度、回転角速度などに当てはまります。また、プロジェクトの新規作成時は何も指定されていないので、プロパティを追加します。

[リスト2]ステート(状態)の定義
[DataContract]
public class DSSService1State
{
}

3. オペレーションポートの定義

 リスト3ではオペレーションポートを定義しています。ここでは、DsspDefaultLookup, DsspDefaultDrop, Getの3つのポートが指定されています。DsspDefaultLookupはサービスのコントラクトを返信するポート、DsspDefaultDropはサービスを停止するポート、Getは状態を取得するポートです。DsspDefaultLookupとDsspDefaultDropはシステムで使用されるポートなので特に意識する必要はありません。

[リスト3]オペレーションポートの定義
[ServicePort]
public class DSSService1Operations : PortSet<DsspDefaultLookup, DsspDefaultDrop, Get>
{
}

4. Getの定義

 リスト4では状態を取得するポートについて、引数に応じて3種類(引数なし、GetRequestTypeを引数に持つ場合、GetRequestType, PortSet<DSSService1State, Fault>を引数にもつ場合)が定義されており、場合によって使い分けます。

[リスト4]Getの定義
public class Get : Get<GetRequestType, PortSet<DSSService1State, Fault>>
{
    /// <summary>
    /// Creates a new instance of Get
    /// </summary>
    public Get()
    {
    }

    /// <summary>
    /// Creates a new instance of Get
    /// </summary>
    /// <param name="body">the request message body</param>
    public Get(GetRequestType body)
        : base(body)
    {
    }

    /// <summary>
    /// Creates a new instance of Get
    /// </summary>
    /// <param name="body">the request message body</param>
    /// <param name="responsePort">the response port for the request</param>
    public Get(GetRequestType body, PortSet<DSSService1State, Fault> responsePort)
        : base(body, responsePort)
    {
    }
}

 次にDSSService1.csの構造を図8に示します。

図8 DSSService1.csの構造
図8 DSSService1.csの構造

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[手順2]コンソールに出力する文字列を追加

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト asa(asa)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

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